観葉植物

観葉植物初心者が失敗しないための基礎知識とおすすめの植物5選

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新しい生活が始まった時、生活が落ち着いて余裕が生まれた時などお部屋にグリーンを迎えたいと思うタイミングはそれぞれありますね。

ただ、植物を育てられるか不安で実際の購入をとどまってしまう方も多いと思います。

初心者さんの思いにはこんなことありませんか?

  • 育てやすい観葉植物ってなに?
  • どれも水やりは毎日あげて、日に当てればいいのかな?
  • 虫嫌いだから外に出さなきゃ大丈夫なの?

心配になることはたくさんありますよね。でも、迎える前に基礎的な知識を知っていれば植物に対しての苦手意識も少し軽減されます。

初心者さんにおすすめの観葉植物を5選と購入前に知っておきたい基礎知識をまとめました。購入前の参考にしてください。

おすすめのサイトはこちら

初心者におすすめの観葉植物5選

①ガジュマル

  • フィカスの仲間、ゴムの木の一種
  • 暑さ寒さに強い
  • 暗くても割と育つ
  • ペット △

環境への対応力があり初めての観葉植物として人気です。

②モンステラ

  • インテリア性が高い
  • 光が少なくても育つ
  • ペット ×

自ら切れ目を作って大きくなります。

③パキラ

  • 幹を編んだおしゃれな樹形もある
  • 病気になりにくい
  • 乾燥に強い
  • ペット ○

ナチュラルな雰囲気と育てやすさで人気の観葉植物です。

④ベンガレンシス

  • フィカスの仲間、ゴムの木の一種
  • ゆっくり育つ
  • 生命力が強い
  • ペット △

カフェやナチュラル系のお店でよく見られる観葉植物です。

⑤サンスベリア

  • 乾燥に強い
  • 種類が豊富
  • 空気清浄効果がある
  • ペット ○

水切れで枯れる心配が少ないこともあり初心者に人気の観葉植物です。

①②③⑤の育て方など詳しい内容はこちらを参考にしてください。

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購入前の基礎知識

植物が育つために大切な3つの要素

植物を育てるのに必要なものは

水・光・風  の3つです。

は植物にとって成長に欠かせないものです

は植物が生きていく為の光合成に必要なものです。

は光合成に必要な二酸化炭素を運んでくれる働きや蒸散を行うのに大切です。

蒸散とは・・

植物が水を水蒸気として排出する現象で、葉の気孔から余分な水分を排出したり根から水分を吸い上げるのに役立ちます。葉の温度が上がり過ぎないようにする作用もあります。

この3つの要素が植物が育つために必要なものです。

水は水やりや葉水から行い、光は置き場所を考え、風も置き場所を考えることで解決していきます。

ただし、植物の特性によってもう少し手を加えたい部分もあるのでそれも加えて順にお伝えしていきます。

手入れの方法

  • 水やり
  • 葉水
  • 肥料
  • 剪定

水やり

鉢で購入した植物の多くは細い口のジョーロなどで、株元の辺りに水をかけてあげます。

毎日行うという考え方ではなく、土が乾いたらたっぷり与える。と思ってください。その為、植物によってまたは季節によって頻度は変わります。

土が乾いたらというのは表面ではなく土の中までしっかり乾いたという意味です。

『土が乾いている』感覚は目で見ただけでは表面しかわわかりづらいので、竹串を刺して湿った土がついてこなかった乾きのサインとしてもいいですが、初心者さんは水やりチェッカーを使うと迷うことが少ないかもしれませんね。

葉水

土への水やりとは違い、葉の表裏面に霧吹きなどで水を与えます。

水やりとは違い毎日行っても良いです。やらなければいけないという考えではなく、葉水を行うことで葉の表面についたホコリを落とすことが出来たり、葉裏に害虫の卵などを見つけるタイミングにも繋がるからです。

葉の大きな植物の場合は、柔らかい清潔な布を湿らせて葉を拭くこともおすすめします。

葉水は大切な要素の中のにも関係していて、光合成の妨げになる表面のホコリを取り除くことも出来ます。

冬場に水やりや葉水を行う時は、水道から汲んですぐのお水は植物にとって冷たすぎる場合もあります。ジョーロや霧吹きに入れて少し室温に慣らしてから与える方が良いですね。

肥料

肥料は時期、季節を考えて与えます。

液体、固形があり、有機物または化学肥料など種類によって使い分けます。

植物の元気がない時などあげたくなりますが、弱っている時は逆効果になる事もあります。容器のパケージをよく読んでからあげましょう。

肥料は植物が生きるのに必要な栄養素ですが、活力剤というプラス元気に育つための栄養素もあります。両方を上手く使って元気に育てたいですね。

剪定

剪定とは植物が育ちやすくするために、葉や幹を切る事です。

剪定も行うのに適した時期、季節があります。

剪定を行うにはいろんな意味があり、葉が混み合って下の方に光が当たりにくくなったり、風通しが悪くなった状況を変える為や、新芽に栄養を届ける為古い枝を切ります。また、植物全体の形(樹形)を整えるためにも行います。

*肥料、剪定どの手入れにも時期や季節が関係していると書いていますが植物の一年をまとめるとこんな表になります。

季節時期植物の活動作業
春 3〜5月生育緩慢期休眠から目覚めて活動スタート剪定・植え替え
肥料
夏 6〜9月生育期生育が盛んになる剪定・植え替え
肥料
秋 10〜11月生育緩慢期涼しくなると活動が緩やかに植え替え・肥料
冬 12〜2月休眠期体力を温存するお手入れは
最小限

表から冬の寒い時期は手入れが少ない休眠期となっていますね。

この時期は植物に弱くなっていてストレスや環境の変化がダメージになりやすい時期とも言えます。お部屋が常に暖かく生育期と同じような環境であればある程度大丈夫でもありますが、この時期の購入の際はお店と自宅の環境の違いなど考慮して行うと良いかもしれません。

さて購入を考えると迷うのが置き場所ですね。次は置き場所についてのお話です。

置き場所

植物が決まっている場合は、その場所が育つのにあっているのか?置き場所が決まっている場合はその場所にあった植物なのか?見極めたいですね。

  • 日光
  • 大きさ
  • 温度
  • 家族

元気に育ってくれる為には環境は大切ですからね。

日光

植物が育つのに日の光は大切ですが、直射日光が当たると葉にダメージを受けてしまうものもあります。

『レースのカーテン越しの日差し』ぐらいの日差しで育てるものが多くありますが、中には耐陰性の植物もあり日の光が少なくても元気に育っていきます。

耐陰性とは・・

暗い場所を好むという意味ではなく、多少暗い場所でも育つという感覚です。年間をとして日の光が当たっていない状態だと弱ってしまう事もあり、時々日の差す場所に移動する事も必要な植物もあります。

大きさ

リビングにシンボルツリーとしても変えるなら大きく高さがあるものが存在感もありいいですね。植物は小さいものよりある程度大きいものの方が環境の変化でのダメージが少ないので最初のひと鉢目を大きい植物にするのも良いですね。

ただ、予定している場所にスペースがあるかどうか?育って行くうちに枝が横に広がる植物だと動線の邪魔になったり、横を通ると植物を傷つけてしまうことも考えられるので広さがある程度必要になります。

基本の大きさとして鉢の大きさを基準に考えてみましょう。

  • 鉢サイズ 3~5号=鉢の直径 9~15cm   樹高はおよそ 〜70cm
  • 鉢サイズ 5~6号=鉢の直径15~21cm   樹高はおよそ 〜80cm
  • 鉢サイズ7〜8号=鉢の直径21〜24cm   樹高は約 80〜110cm
  • 鉢サイズ9〜10号=鉢の直径27〜30cm  樹高は約 110〜140cm

大きさをシュミレーションできるARを使っている通販サイトもあります。

私はここで自宅のリビングに欲しい植物を映し出して大きさを決めたことがあります。

その時の事は・・

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次に温度についてお話しします。

温度

植物は育つ為に適した温度にも違いがあります。自生している環境に近いことが良いと言われ、寒さが苦手なので最低気温10度とされる植物が多くあります。

心配なのは冬場です。通年でお部屋の室温が10度以下にならない、日の光も十分にがある場合は大丈夫ですね。

日中の気温と夜間の気温は違う場合、冬は窓際の気温が思っているより下がっている事もあります。夜間の変化にも気を付けたいですね。

寒さ対策として、ヒートマットなどもありますが、まず夜間だけお部屋の中で移動させて真ん中で過ごしてみるのもいいかと思います。ダンボールで囲ったり被せたり、発泡スチロールに入れる寒さ対策もあります。

寒さ対策といってもエアコンやヒーターなどの暖房器具の風が直接植物に当たることは避けましょう。

植物が育っていくのに必要な大切な要素です。

ビュービュー吹く風ではなく、空気を循環させると思ってください。窓を開けて締め切った部屋で空気を入れ替える事や、人が動くことで部屋の空気が動く事にも繋がります。風通しの良い環境が植物に取っては育ちやすい環境です。

ただ、エアコンや暖房器具の風は植物に当たらないよう注意が必要です

家族

観葉植物の中には、毒を持っているものもあります。

株全体にシュウ酸カルシウムを含んでいるものは誤って口にしてしまうと中毒を起こす可能性があります。小さいお子さんやペットと一緒に暮らしてる場合は床に置かない事やハンギングタイプなど手の届かない場所に置くことを考えましょう。

また、樹液で被れる植物もあるので購入の際は植物の特性に気をつけてください。

次は、購入の際にたくさんあるお店の植物の中から選ぶ時の注意点をお話しします。

購入時の注意点

観葉植物を購入する際にどこで買いますか?

  • ホームセンター
  • 園芸店、花屋
  • ネット通販サイト
  • インテリア、雑貨店
  • 100円均一ショップ

手軽に購入できる場所はどんどん増えていますね。

実際に手に取って見て購入する際にチェックしたい事が3つがあります。

①土

植えられている土を見てください。

程よく湿っていれば適切な水やりが行われている可能性が高いです。

乾いている場合は水不足、逆に湿りすぎている場合は水はけが悪く根っこが傷んで根腐れや根詰まりを起こしている可能性も考えられます。

根腐れとは・・・根が土の中で腐ってしまっていること。

根詰まりとは・・伸びすぎて鉢の中で詰まった状態

どちらも元気な植物とは言い難い状態なので、回復させることは難しいと思います。観葉植物に慣れてからにしましょう。

②根

土のところで書いたように根詰まりなどしている可能性が高い植物は元気に育つことが難しいと思います。

鉢を持ち上げて鉢の底穴から根が出てきていないかもチェックしましょう。

③葉

葉に艶があり斑入りの場合は綺麗に入っているか?そして、葉の裏もチェックしましょう。

葉裏には害虫の卵や害虫がついている場合もあります。購入する植物はもちろんですが、お家にいる他の植物に影響を与えてしまう事もあるのでしっかりチェックしたい場所です。

斑入りの植物・・葉の全体が緑ではなく薄緑や薄い黄色が混ざった植物です。

冬場に持ち帰る際は、店内から自宅までの移動時の急な温度変化に気をつけたいですね。寒さよけの包装などがお願いできると良いです。

次は購入してお部屋に迎えた時のお話です。

購入後の注意点

様子を見る

植物は手元に来るまでにいろんな場所を移動して、それぞれの場所に慣れてきました。自宅に来てからも植物には新しい環境になれる時間が必要です。

明るい暖かい場所で2週間ほど様子を見ます。その間に土の乾くサイクルを確認したり茎や葉に変わりがないかを観察しましょう。

植え替えはしない

店頭に並んでいるのは植物にあった葉大きさの鉢に植えられて土の中には元肥が入っているものがほとんどです。

植え替えは植物にとっても体力を使う事もあり、新しい環境に来たばかりで無理に植え替えをする必要はなく1年後ぐらいがおすすめです。

元肥はあらかじめ土に混ぜてある肥料のことです。水やりのタイミングなどで溶け出し栄養になります。

土を家の中に入れることで害虫の心配がある場合は、土以外の栽培方法の植物や、害虫被害の少ない土に植え替えて売られている植物を探して見ましょう。

土以外の栽培方法や植物
  • パフカル
  • エアプランツ(植物)
  • ハイドロカルチャー
  • セラミスグラニュー
  • 専用スポンジ

土を使わない栽培方法についてはこちらに書いています。

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購入先として今おすすめの場所を紹介します。

おすすめのネット通販

ネット通販のメリット

  • たくさんの植物を一度に見られる
  • 自分の生活スタイルから選ぶ事ができる
  • 重いものを持って移動しなくて良い
  • 土の植え替えが済んだ状態で届く
  • わからないことはメールやチャットで購入前、購入後も質問できる

ネット通販のデメリット

  • 実際に手に取って購入する実物が見られない
  • 送料がかかる

実際にネット購入した感想を書いた記事があるので参考にしてください。

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他にもおすすめのネット通販は

まとめ

観葉植物に興味を持って育てて見たいと思っても、どんな植物が育てやすいのかわからない。そんな方には初心者におすすめの植物5つをご紹介いました。

購入するまでに覚えておきたい基礎知識では、水やり、葉水、肥料など日々の手入れについてや注意することなどをお伝えしました。

実際に購入する際にお店でチェックしたい事、購入後の注意点もお話ししてきました。

お気に入りのひと鉢を見つけて植物と楽しく暮らすきっかけにしていただけたら嬉しいです。

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長年自宅で茶華道教室をしていました。その経験を活かし『日常でお花を楽しむ』事や『花の知識』、そして休日に出掛けた『花のある景色』をご紹介しています。
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