花粉症対策に効果的！空気清浄&マイナスイオン効果が期待ができる観葉植物10選

空気清浄機だけが、室内の空気をキレイにする方法だと思っていませんか？
実は、観葉植物にも花粉や有害物質を除去し、空気を浄化する効果があるんです！
特に、ユーカリやサンスベリア、パキラなどの植物は、花粉症の軽減やリラックス効果、さらにはマイナスイオン発生にも役立つとされています。
この記事では、空気清浄効果のある観葉植物と、効果的な育て方を解説します。

暮らしの中にある『花粉』『有害物質』を少しでも取り除きたい！『マイナスイオン』を少しでも感じられる空間で過ごしたい！そんな思いが叶えられる空間作りのお手伝いをしたくて10個の観葉植物を選びました。

いろんな植物を見てみたい方はこちら

花粉症に効果的な観葉植物

花粉症とは？

植物の花粉が体内に入ることでくしゃみや鼻水鼻詰まり、目のかゆみなどのアレルギー反応の症状が現れる病気のこと。最近は咳などの症状もあげられていますね。

原因となる植物の代表的なものは、スギやヒノキですが、他にもイネ科の植物、よもぎ、シラカバなどたくさんあります。

反応する植物が一つに限っていないのでひどい時には、一年中何かしらの植物の花粉に反応してしまい洗濯や布団干し、外出までもが辛くなる場合もあります。テレビで画像が紹介されるだけで鼻がムズムズしてしまう人もいるのではないでしょうか。

花粉症に効果的な観葉植物　

ユーカリ・ポポラス

• 花粉症の症状を抑える効果あり
• 鼻水鼻詰まりの緩和
• 防虫、防カビ、消毒などの効果

ユーカリ・ポポラスに含まれる『シオネール』の成分は空気清浄効果、消臭、リラクゼーション効果があり、バクテリアなどの生育や増殖を阻止する作用もあると言われます。

清涼感のある爽やかな香りは虫除けの効果があり、切り花にしてお部屋に飾るとおしゃれな虫除けとしても利用できます。

＜育て方＞

冬場−5度程度まで耐えられる植物なので、屋外でも育てられます。

水やりは土が乾いたらたっぷりと与え、冬場は乾いてから2〜3日後に与えると良いでしょう。

日当たりと風通しの良い環境を好みます。

＜注意点＞

誤って口にしてしまうと、しびれや腹痛の症状が出る場合があります。小さなお子さんやペットがいるご家庭は注意しましょう。

屋外で育てる場合には、エアコンの室外機からの風が当たらない場所に置いてください。

空気清浄と有害物質に対応できる観葉植物

有害物質とは？

生活の中にある『有害物質』

主な名前と含まれる身近な物は

室内環境にある可能性の高いものがありますね。これらが原因となり眼や鼻、喉、皮膚などに症状が現れシックハウス症候群と呼ばれる体調不良が起こる事も考えられます。

これらの『有害物質』が植物を置くことで少しでも軽減されるとしたら、試してみたいですよね。

NASAからも空気をキレイにする効果の高い観葉植物が『エコプラント』として発表されています。次ではその中にも入っている植物を空気洗浄効果の高い植物としてご紹介します。

空気清浄と有害物質に効果的な観葉植物（NASAのエコプラント）

サンスベリア

• 二酸化炭素を吸収
• 酸素を放出する能力が高い

サンスベリアは室内の空気に含まれる建材や家具、接着剤などの『ホルムアルデヒド』を吸収して浄化する力があると言われてます。

たくさん種類のあるサンスベリアですが、どの品種も共通の花言葉があり『不滅』『永久』『幸福』『開運』です。水が少なくても育つ生命力の強さからきているようです。

空気洗浄効果が高いと言われるサンスベリアですが、新しい環境で暮らし始める方へ花言葉を添えてのプレゼントとして送るのもいいですね。

＜育て方＞

風通しが良く明るい場所を好みます。明るい窓際に置くのがおすすめです。

水やりは春夏の時期は、土が乾いてからしっかりと与えますが、秋冬は葉にシワが寄ってからでよく。また、12〜2月は月に1回程度かほとんど与えなくても大丈夫です。

葉水は冬場も与えると葉が元気な状態が続きます。

葉水とは・・

霧吹きやミストスプレーを使って植物の葉の表裏にに水をかけることです。

＜注意点＞

葉の先が剣のように尖っている品種は、触ったときにケガをしてしまう可能性もあります。毒性はありませんが小さいお子さんやペットがいるお家は注意してください。

ポトス

• ホルムアルデヒド、ベンゼンに有効

『ホルムアルデヒド』や『ベンゼン』などの有害物質を除去すると言われます。

ベンゼンはタバコの煙にも含まれる有害物質なので、家族の受動喫煙が心配な方にもおすすめです。

＜育て方＞

日当たりと風通しの良い場所を好みますが、耐陰性もある植物なので場所を選ばず育てることはできます。ただ、寒さには弱いので最低気温が5度以下にならないように心がけましょう。

水やりは土が乾いたらたっぷり与える。寒い時期は乾いてから２〜3日後に与えましょう。

＜注意点＞

樹液に『シュウ酸カルシウム』が含まれているので、皮膚がかぶれる可能性がある為、葉や茎の手入れをする時は手袋を使用しましょう。また、小さいお子さんやペットのいるお家では誤って口にしないように注意が必要です。

ツル性の植物なのでハンギングにして吊し、手が届かない場所で飾る事もできます。

アレカヤシ

• 空気中の毒素を取り除く
• 湿度を保つ

『ホルムアルデヒド』や『キシレン』を浄化する働きがあると言われます。

＜育て方＞

南国のイメージがあるアレカヤシですが、直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまうので注意して、室内の明るい場所に置きましょう。

葉焼けとは・・

直射日光や冷気に当たって葉が部分的に傷んでしまう事です。日の当たり方にもいろいろありますね。

水やりは土の表面が乾いたらたっぷり与えましょう。寒くなり気温が15度以下になると成長がゆっくりになるので間隔を開けて乾いてから2〜3日後に与えましょう。

＜注意点＞

古い葉を落とすこなく、一年中新しい葉を付けていくので4〜10月の間に古くなったり重なりが多くなっている葉は落として葉の間の風通しを良くしましょう。

ドラセナ

• 夜間に二酸化炭素を吸収する
• 葉の蒸散作用により加湿する

めまいや頭痛、目や喉の刺激を起こす原因となる『トリクロロチレン』や『ベンゼン』の除去に効果的です。

『幸福の木』と呼ばれます。

＜育て方＞

たくさん種類のあるドラセナですが、基本的にどの品種も乾燥気味で適度に明るさがある場所で育てると良いです。

水やりは鉢の中央までしっかり乾燥してから与えましょう。寒い時期は乾いてから2〜3日後に与えるようにします。

最低気温は10度までとして暖かい場所に置きましょう。

＜注意点＞

10度以下の寒さに当たり続けると、葉が黒ずんだり枯れたりすることがあるので、冬場の寒い時期は真窓際から離して置くことをおすすめします。

葉の部分に毒性のある成分が含まれているので、誤飲した場合に嘔吐や下痢の書状が出る可能性があります。小さいお子さんやペットのいるお家は口にすることがないように注意が必要です。

スパティフィラム

• ホルムアルデヒド、ベンゼンを吸収して浄化する

頭痛やめまいなどを引き起こす有害物質を吸収して空気浄化に効果的と言われます。

高い蒸散効果があり部屋の加湿にも効果的です。

蒸散とは・・・

植物が自分の根から吸収した水分を吸い上げて葉の気孔（表裏面にある）から水蒸気として放出すること

＜育て方＞

日当たりの良い場所での管理が良いですが、直射日光には当たらないようにしましょう。

水やりは土が乾いたらたっぷり与えます。

暖かい場所を好み15度以上を確保できると花を咲かす事も可能です。

＜注意点＞

花が咲いた後には肉穂花序や仏炎苞は根元から取り除きましょう。そのままにしておくと風通しも悪く枯れ落ちた肉穂花序や仏炎苞が濡れてカビが生える可能性があります。

フィカス・ベンジャミン

• ホルムアルデヒドの吸収
• ベンゼンの低減
• トリクロロエチレンの浄化

家具や建材、塗料やインクなどの『有害物質』やクリーニング溶剤や接着剤などに含まれる化学物質の除去する効果があると言われます。

フィカスにもたくさんの種類があり空気清浄効果が期待できると言われます。

＜育て方＞

日当たりの良い場所を好みます。葉焼けを起こすので直射日光を避けてレースのカーテン越しの柔らかい光が当たる環境が良いと思います。

水やりは鉢の中央までしっかり乾いてから与えます。秋冬の寒い時期は乾いてから2〜3日後に与えます。

寒さに弱いので管理は最低気温を10度までとできる暖かい場所がおすすめです。

＜注意点＞

フィカスはゴムの木です。枝葉を切るとゴムの原材料であるラテックスが白い樹液として出てきます。体質によってはかぶれる可能性があるので枝葉を切る際には直接手で触れないよう手袋をつけましょう。

他のフィカスについて書いた記事も参考にしてください。

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ゴムの木（フィカス）の種類と特徴：育て方を知ってグリーンライフを楽しみましょう！

ここまで、花粉や有害物質を除去する植物について書いてきましたが、今度は逆に取り込む事で体に効果的な植物についてお話しします。

マイナスイオン効果が考えられる植物

マイナスイオンとは

空気中に存在する電気帯を帯びた分子の集合体。

森や滝の近くなど自然の中で過ごすと爽快感を感じるのがマイナスイオン。

効果

リラクゼーション効果、自律神経の働きを快調にすると言われています。また、呼吸しやすくなる安眠効果があるともいわています。

効果を上げる注意点としては、葉水で蒸散を促す、風通しをよくするなどですが、どれも植物を育てる際に行う事ですね。

マイナスイオン効果がある観葉植物

ガジュマル

• 日当たりが良い場所に置く
• 水やりは土が乾いたら与える
• 最低気温は5度までが目安
• リビング、寝室に良い
• 生命力が強い
• ペット＝かぶれる

パキラ

• 日当たりの良い場所に置く
• 水やりは土が乾いたら与える
• 最低気温は5度までが目安
• 育てやすい
• ペット＝害なし

フィカス・ウンベラータ

• 葉が大きく蒸散機能が高い
• 加湿効果をもたらす
• 日当たりの良い場所に置く
• 水やりは土が乾いてから与える
• 最低気温は10度までが目安
• ペット＝かぶれる

観葉植物の空気清浄効果と注意点

観葉植物の働きと空気清浄効果

• 植物が葉を使って光合成をする事で酸素供給を行う
• 植物の主に葉が有害物質の吸着・分解をする
• 葉からの蒸散で室内の加湿をするなど湿度調整による空気浄化

空気清浄効果を得るための注意点

• 霧吹きなどで葉水を行ったり、時には柔らかい布やティッシュで拭くなど葉の表面を清潔に保つ。
• 植物にあった水やりの頻度、置き場の気温日当たりなどを考え適切な水やりと湿度管理をして乾燥しすぎないようにする。
• 複数の植物を組み合わせる。お部屋の中にひと鉢だけ置いてもなかなか効果を得られることは難しいと考えられます。

観葉植物の基本的な育て方について書いたものもあります。参考にしてください。

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観葉植物初心者が失敗しないための基礎知識とおすすめの植物５選

まとめ

花粉症の対策に効果的な植物として『ユーカリ・ポポラス』をご紹介しました。香りもあり、リラックス効果も期待される植物です。切り花で飾る際の花材としてよく使われるので屋外で育てながらお部屋にも飾って楽しめる観葉植物でしたね。

空気清浄効果のあるものは６個紹介しました。お馴染みのよく聞く植物が多かったですね。

そしてマイナスイオン効果のあるものは３個あげましたが、どれも空気清浄効果もあるもので空気清浄効果のある植物６個もマイナスイオン効果があるものです。

もっとたくさんの植物のを見て、観葉植物を探したい方はこちらがおすすめです。

実際にこちらのサイトを使って購入した感想や手順を書いています。

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有害物質の除去はもちろんですが、植物を置くこと（育てること）が生活を豊かにしたり、おうち時間を楽しむきっかけにもなるといいなと思っています。

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長年自宅で茶華道教室をしていました。その経験を活かし『日常でお花を楽しむ』事や『花の知識』、そして休日に出掛けた『花のある景色』をご紹介しています。