ゴムの木(フィカス)の種類と特徴:育て方を知ってグリーンライフを楽しみましょう!
お家に迎える植物として人気の『ゴムの木』(フィカス)は、約8000種類あると言われています。
『ゴムの木』とはインドゴムの事を指し、種類の多さとユニークな形や見た目からもインテリアグリーンとして人気の観葉植物です。
ここでは豊富な種類の中から7つのフィカスの特徴、育て方、そしてフィカスならではの曲木についてもご紹介します。
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人気のゴムの木(フィカス)の仲間7選
①フィカス・ウンベラータ
- 最低気温 10度まで
- 花言葉 健やか、永遠の幸せ
- ペット △ かぶれる
特徴
ハート型の大きな葉は薄い緑色をしています。樹形も種類があり自然の形、曲がった形など選ぶことができます。
風水では気を調和する効果があるとも言われ、また優しい雰囲気のからもおしゃれなインテリアグリーンとして人気の植物です。
育て方
葉が柔らかく薄いので強い日差しには弱い植物です。カーテン越しの日当たりで育てましょう。また、葉が乾燥しやすいので葉水は出来るだけ毎日あげたいですね。
水やりは春夏は土が乾いたら鉢底から溢れるぐらいにたっぷりと与えます。秋冬の時期は乾いてから2〜3日後に与えます。
肥料は5〜9月の生育期に固形肥料を2ヶ月に1回、液体肥料は薄めて週に1回、水やりのタイミングで与えます。
②ガジュマル(フィカス・ミクロカルパ)
- 最低気温 0度まで
- 花言葉 たくさんの幸せ、健康
- ペット △ かぶれる
特徴
ワイルドな幹と可愛らしい葉が特徴で、強健で育てやすい植物です。幹から気根と呼ばれる根が出てきます。
リラックス効果や金運アップの効果があると言われる事もあり人気の観葉植物です。
育て方
窓辺の日当たりの良い環境で育てましょう。耐陰性がある植物ですが暗すぎると葉が落ちてしまう事もあるので、最初は光のある場所で育て少しずつ部屋の中心に移動させると暗めの環境でも育ちます。
水やりは春夏は土が乾いてから鉢底から溢れるぐらいにたっぷりと与え、秋冬は乾いてから2〜3日後に与えると良いと言われています。
肥料は5〜10月の生育期に固形肥料は2ヶ月に1回、液体肥料は2週間に1回程度与えます。
気根とは・・
土の上の幹や茎から出ている根のようなものです。
水や栄養を吸収する大切な役割もあります。そのまま伸ばしてくことで幹の形を楽しむ事もできます。
③フィカス・ベンガレンシス
- 最低気温 10度まで
- 花言葉 永久の幸せ
- ペット △ かぶれる
特徴
白い幹にマットな質感の葉が特徴的。
金運アップ効果があると言われたり、ナチュラルな雰囲気でいろんなタイプのお部屋に合うことから人気の観葉植物です。
育て方
日当たりがよく、風通しの良い場所を好みます。レースのカーテン越しで大丈夫です。
土の中までしっかりと乾いてからたっぷりと水やりをしましょう。秋冬の時期は乾いてから2〜3日後に与えましょう。
生育期の5〜10月に2ヶ月に1回固形肥料を与えるか、液肥を2週間に1回水やりの時に与えます。
生育期でない寒い時期は肥料を与えるとかえって植物の根を痛めてしまうこともあります。与えるペースや時期は肥料の入ったパッケージや袋に記載されているものを守りましょう。
④フィカス・ベンジャミン
- 最低気温 10度まで
- 花言葉 信頼、結婚
- ペット △ かぶれる
特徴
明るいく光沢のある葉で、幹をねじり上部に葉のボリュームを持たせたトピアリー型が人気の植物です。
花言葉は『信頼』『結婚』の他に『友情』『永遠の愛』というのもあり、友人や恋人へのプレゼントやお祝いに贈られる事もあります。
育て方
日当たりの良い場所を好みますが、直射日光に当たると葉が傷んでしまうので注意が必要です。明るい窓際に置き、カーテン越しの柔らかい光が良いでしょう。
水やりは春夏の時期は鉢の中央までしっかり乾いてから鉢底から溢れるぐらいたっぷりと与えます。秋冬は乾いてから2〜3日後に与えましょう。
空気の乾燥で葉が落ちることもあります。霧吹きなどで葉に水をしっかりかけてあげましょう。(葉水)
肥料は生育期の5〜10月に2ヶ月に1回固形肥料を与えるか、液肥を2週間に1回水やりの時に与えます。
⑤フィカス・ベンジャミン・バロック
- 最低気温 10度まで
- 花言葉 融通のきく仲間
- ペット △ かぶれる
特徴
くるんとカールした葉が特徴的な植物です。葉の色は艶のある濃い目のグリーンですが新芽はライトグリーンのため葉色の変化も楽しめます。
『仕事運』や『家族運』を高める効果があるとも言われ、また丸い葉の形が気持ちを落ち着かせリラクス効果も期待できるようです。
育て方
日当たりの良い環境を好みます。室内の明るい窓際に置くと良いですが、日差しが入る場合はレースのカーテン越しの光にしましょう。
水やりは春夏の時期は鉢の中央までしっかり乾いてから鉢底から溢れるぐらいたっぷりと与えます。秋冬は乾いてから2〜3日後に与えましょう。水やりと一緒に葉水も与えると元気な葉を維持できます。
肥料は生育期の5〜10月に2ヶ月に1回固形肥料を与えるか、液肥を2週間に1回水やりの時に与えます。
⑥フィカス・アルテシマ
- 最低気温 10度まで
- 花言葉 永遠の幸福
- ペット △ かぶれる
特徴
卵形の葉は薄い黄色の斑が入り明るい色をしているのが特徴です。
金運アップの効果があると言われ、生命力があり育てやすいと言われる事からギフトとしても人気の植物です。
育て方
直射日光を避けてレースのカーテン越しで育てるのが良いです。明るい室内でないと徒長する為日当たりの良い場所にしましょう。
明るい場所でたくさん光合成をすると葉のハリも出て色の濃淡がはっきりしてきます。
水やり春〜秋は土の表面が乾いたらたっぷり与えましょう。冬は乾いてから2〜3日後に与えましょう。
肥料は春から秋に与えます。肥料が不足すると葉の色が薄くなったり小さくなる、新芽が育ちにくいなどのトラブルが出る可能性があります。
⑦フィカス・バーガンディ
- 最低気温 10度まで
- 花言葉 永遠の幸せ
- ペット △ かぶれる
特徴
別名『クロゴム』とも言われ、艶のある黒い葉が特徴的です。新芽は赤く次第に黒色に変わっていきます。おしゃれなカフェなどでよく見かける植物です。
『金運を引き寄せる』風水効果があり、また陽の気を持つ植物なのでお部屋を穏やかな気に整えてくれるともされています。
育て方
日当たりと風通しが良い場所を好みます。あまり暗い場所ではせっかくの特徴的な黒い葉色が緑色になってしまう事もあります。
水やりは春夏の時期は鉢の中央までしっかり乾いてから鉢底から溢れるぐらいたっぷりと与えます。秋冬は乾いてから2〜3日後に与えましょう。水やりと一緒に葉水も与えると葉先が痛むことを避けられます。
肥料は生育期の5〜10月に2ヶ月に1回固形肥料を与えるか、液肥を2週間に1回水やりの時に与えます。
肥料の与えすぎはバーガンディの枝ばかりが伸びてしまうので注意しましょう。
他にもゴムの木(フィカス)の仲間はあります。好みの植物がここで見つかるかもしれません。
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剪定について
剪定は植物の背丈が伸びたり、葉が茂ってきた時に間引くように行います。古い葉、傷んだ葉などを取り除くことで風通しを良くし、下の葉にも日光を届け光合成を促す事にも繋がります。
また、大きな観葉植物の場合は特に幹の形(樹形)を整えたり自分の理想の形にするためでもあります。
時期は4〜10月の間で植物それぞれの良いタイミングがあるので注意して行いましょう。
ゴムの木を剪定する際の注意点
ゴムの木は剪定を行うと切り口から白い樹液が出てきます。体質によってはかぶれる事もある為、手袋をして行いましょう。床に付くとベタベタするのでシートなどを敷いて保護してから行う事をおすすめします。
樹液がついてしまったら水で洗い流しましょう。
曲木について
枝や幹をヒモやワイヤーなどを使って曲げる事です。
ゴムの木の中でも特に若いゴムの木は主幹が細くて柔らかいので初めての曲木におすすめです。育っているゴムの機の場合、曲げるのは新しく伸びてきたやわかい緑の部分です。他の硬い場所を曲げようとすると最悪の場合は折れてしまうので注意しましょう。
時期は新芽が出る5月頃、ワーヤーなどを主幹に沿わせて曲げたり、支柱を立ててそれにヒモで結んだり沿わせるなどの方法で理想の形に曲げていきます。そのまま幹が固くなるまではワイヤーや支柱は外さずに付けたまましておきましょう。
挿し木
植物の枝や葉などを切り取って別の鉢で増やす方法です。
挿し木に使う枝は節が3つ以上あると良いとか、葉の先端を切ったものが良いなどいろいろあります。また、発根促進剤に一旦切り口を付けて数時間置いた後で別の土(鉢)に植えるやり方や、切った枝の先端を水の中に入れその中で根が出るまで待ち、別の鉢に植えるなどの方法があります。
ゴムの木(フィカス)の葉の手入れ
葉の手入れの必要性
ゴムの木(フィカス)は特徴的な大きな葉を持つ品種が多くあります。葉を手入れする事はなぜ必要でしょうか?
植物の葉には大きな役割があります。葉がホコリなどで汚れて光合成がスムーズに行われていないと作られる栄養素が少なくなり生育に影響します。そしてやはり美しさを保つ為にも必要です。
葉が知らせてくれた植物のトラブルを見逃さないようにお手入れをしたいですね。
葉の手入れの方法
拭き取る
柔らかい布などを水で濡らして絞り、葉の表面と裏面を一枚ずつ優しく拭いていきます。
一枚ずつ拭くことで害虫や害虫の卵がついていないかも確認することができますね。
葉水をする
葉水をすることでホコリや水道水のミネラルなどの汚れや害虫の卵などを水が流してくれます。
- 水滴が落ちるぐらい水をかけます。
- 重なっている葉にもしっかりかけます。
- NG・・葉の表面だけ濡らすのは効果が十分に得られません。
葉水をする霧吹きなど、水の出方やお部屋のデザインに合わせた物や好みの物を見つけるのも楽しみの一つになります。
主な葉のトラブル
必ずしも原因の特定にはなりませんが葉のトラブルと原因の大まかなものを書き出しました。
- 縮んでいる=水切れ
- 垂れる=水不足や過剰、寒さ、日照不足
- ベタベタしている=害虫
- しおれている=水切れ、根腐れ
- 葉が落ちる=根腐れ、置いてる環境が合わない
- 白く変色=強い日光による葉焼け
- 黄色く変色=水切れ、害虫
- 黒く変色=水の与えすぎ、日照不足、寒さ
それぞれの植物の特性や環境を考慮しながら原因を見つけてトラブルを解決しましょう。
初心者の時はトラブルが起こると対応に迷ってしまうこともあります。購入したお店に相談し植物を見てもらうと原因の特定が確実になり対応も教えてもらえますね。ただお店に持っていくなことが難しい場合もあります。
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サイトを実際利用した感想をまとめています。参考にしてください。
まとめ
人気の観葉植物『ゴムの木』フィカスの中から比較的、手に入りやすい品種7つの特徴と育て方をご紹介しました。
育てやすく、樹形も楽しめて葉色のバリエーションもあるものたちなので人気があるのも納得ですね。
植物を育てるには少なからず手をかけることが必要になります。忙しい毎日の中で時間を取ることが難しいと感じる方も生活の中にグリーンがあることでお部屋が癒しの空間になり生活が豊かになると感じる方も多いようです。
無理なく一緒に過ごせるひと鉢を見つけて是非、グリーンライフを楽しんでください。
グリーンのある生活を始める前に読んでいただきたい内容もまとめています。参考にしてください。