7月7日七夕におすすめの星型の花を使った【簡単いけばな】実例もご紹介

7月7日といえば七夕です。
一年に一度、織姫と彦星が会える日、竹に願い事を書いた短冊や飾りをつけて飾るご家庭もあると思います。
カラフルな短冊を飾って七夕飾りをするだけで願いが叶うような気持ちにもなれます。
短冊とセットになったプラスチックの竹もありますが、少し味気なさを感じてしまいますね。
本物の竹を使いたいと考えた事はありませんか?
大型店舗の花屋さんだと植物の竹を150cmぐらいに切って販売しているところもあります。
ただ、現実的に一般の家庭で竹の七夕飾りをすると当日以降の飾りの処分に困ってしまう。という問題が出てきます。実際に以前は、飾り終わった七夕飾りは流しても良かったものが現在は行えなくなり本物の竹を使った七夕飾り難しくなってきています。
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そこで、一般の花屋さんでも手に入る竹と花を使って簡単にオリジナルの七夕飾りを作ってみてはいかがでしょうか。
自宅で華道教室を行なってきた中で考えた、気軽に飾れる七夕の花を実例を使ってご紹介します。
竹と笹の違い
?笹の葉サラサラ〜軒端に揺れる〜
とあるように『たなばたさま』の歌では飾っているのは笹のようですが、実際は竹に飾りをつけていることが多いと思います。そこで竹と笹の違いは何か?
竹
- 成長すると幹の皮が剥がれてツルツルになる
- 葉脈は格子状
- 一つの節から2本の枝が出る
- 寒冷地では育たない
笹
- 成長しても幹の皮はついたまま
- 葉脈は平行
- 一つの節から3本以上の枝が出ている
- 寒冷地、高地でも育つ
竹、笹どちらでも手に入りやすい方を使用して良いと思います。
星を連想する花
- 桔梗・・・・・おすすめ
- ブルースター
- ブバルディア
- スプレーカーネーション
- アリウム(星の集まり)
- カスミソウ(星屑、天の川)
星型の花を使った簡単いけばな実例
竹を使った和風の雰囲気を大切にして、桔梗をメインに使いました

- 竹 3本
- 桔梗 4本
- バラ 3本
生ける手順
①竹を生ける花器の2〜3倍の長さに切り(基本の長さ)右端に立てる
②基本の長さの半分に切った竹を左端に立てる。
③基本の長さの三分の一に切った竹を右の長い竹の前に立てる
④桔梗を基本の長さの三分の一とそれより少し短いものと各1本ずつに切る(2本は残しておく)
⑤切った桔梗2本を右の竹を左右で挟むように挿す
⑥バラ2本を桔梗より少し短く切って桔梗の前に挿す(1本は残しておく)
⑦残りの桔梗2本、バラ1本を剣山を隠すように短く切って開いたところに挿す
生けるポイント
竹の間から星が見えるような感覚で桔梗は配置してあります。
左右の長さを変えることや、短い竹を前に倒すことで立体感を出しています。
メインの花を桔梗にして和の雰囲気を大切にしましたが、主張が出過ぎない薄い色のバラを組み合わせ華やかさをプラスしました。
枝についているのはいけばなの七夕の節句で使う『五色糸』です。ご家庭では小さな短冊や飾りを付けると良いと思います。
*竹は葉がすぐに丸くなってしまいます。出来るだけ、新鮮な緑の濃いものを選ぶと良いです。
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まとめ
大きすぎたり処分に困る大きな竹でなくても、七夕飾りは出来ます。
組み合わせに星型の花を使うことで、七夕の雰囲気を出して自宅で七夕飾りを楽しむことが出来ます。
今年は是非、お花を飾ってお家七夕を楽しでください。
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