観葉植物

パキラを育てたいあなたへ!『実生』と『挿し木』の違いや育て方と選び方を解説

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観葉植物初心者におすすめの育てやすさNo.1の『パキラ』。
瑞々しい緑色の葉が広がり、ナチュラルな雰囲気でどんなお部屋にもなじむ人気の植物です。

そんなパキラにも、実はさまざまな種類があることをご存知でしょうか?
この記事では、パキラの樹形や葉の違い、選び方のポイントなど、『迎える前に知っておきたいパキラの基本』をわかりやすく解説します。
あなたにぴったりのパキラを見つける参考にしてくださいね!

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パキラとは

中南米の乾燥した場所を原産地とする為、乾燥に強く管理がしやすい植物です。

パキラは枝が曲げやすい為樹形が豊富で、編み込んだ様な『ねじり』樹形、ウェーブの様にした『曲がり』樹形と真っ直ぐな『ストレート』など個性的な樹形も流通しています。

花言葉は『快活』『勝利』、ラッキープランツとして風水効果も期待されています。

また、マイナスイオン効果や空気清浄効果があるエコプランツとしても注目されています。

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パキラの種類

パキラの代表的な種類

パキラ・グラブラ

  • 一般的によく見かける『パキラ』の基本種です。
  • サイズのバリエーションが豊富。
  • 丈夫で育てやすくギフトにも重宝されています。
  • 5枚一組の葉を広げる。
  • 花のおしべは白一色、実は緑色。
*育て方

日当たりの良い場所を好みます。寒さには弱く、最低でも10度以上をキープできる環境で育てましょう。

葉が薄いので、直射日光などの強い日差しにあたると葉が傷んでしまう可能性があります。レースのカーテン越しの柔らかい日差しが理想です。

水やりは、土がしっかり乾いたらたっぷり与える方法で行います。ただし秋冬は乾いてから一週間ほどあけてから与えた方が良いでしょう。

パキラの水やりは神経質にならなくても乾燥気味でも育ちます。『育てやすい』と言われる理由がわかりますね。

剪定は、4〜7月頃に新陳代謝を回すためにも行いましょう。

冷え込みによるトラブルに注意!寒さに弱い植物です。

  • 冬は外気温に近い窓際の管理には気をつけましょう。
  • 窓から離してお部屋の中央に置くなど対応する。
  • 暖房の暖かい風が直接当たる事は避けましょう。
  • 水やりや葉水を与えるの際は、水道から出したすぐの水は避けてmi水が室温ぐらいになってからの方が良いですね。

パキラ・アクアティカ

  • 原種に近いタイプで、自然界では水辺に生育しています。
  • 大きな茶色い実ををつけることもあり、花のおしべは赤色が混ざっています。
  • 『グラブラ』に比べて葉が丸みを帯びています。

パキラ・ミクロカルパ

  • 『アクアティカ』の近縁種です。
  • 幹が細めでスタイリッシュな印象の品種になります。

『ミクロカルパ』と聞いて『おや?どこかで聞いたような・・』と思われましたか。

そうなんです。『フィカス・ミクロカルパ』の学名をもつガジュマルと同じですね。でも、植物のグループは全く違っていて、『ミクロカルパ=小さな実』という意味があり偶然同じ名前になっているだけなんですよ。

斑入りのパキラ

パキラ・ミルキーウェイ

  • 迷彩柄の様な白い模様が入っています。
  • 白い模様の斑は、『天の川』の様だからこの名前がついていると言われています。
  • 生長がやや遅めです。
  • 流通量が少ない希少品種です。
  • 育て方は一般的なパキラと同じようで大丈夫です。

育て方は『パキラ・グラブラ』と同じで、直射日光はかを痛める可能性があるので避けたいところですが、暗すぎるとせっかくの斑入りの葉の模様がなくなってしまうこともあります。

パキラ・ムーンライト

  • 新芽が黄緑からクリーム色で明るい印象の品種です。
  • 大きくなるに従って葉色は濃くなります。

5つの中で選ぶポイント

5つの中でどれを選ぶ?
  • 【初心者向け】パキラ・グラブラorムーンライト
  • 【樹形にこだわりたい人向け】パキラ・アクアティカ
  • 【スタイリッシュに飾りたい】パキラ・ミクロカルパ
  • 【個性的で育てがいあり】パキラ・ミルキーウェイ

『実生』と『挿し木』の違い

実生(みしょう)のパキラの特徴

種から発芽して育ったパキラ

  • 根もよく育ち、幹も太く力強い。
  • 成長は比較的ゆっくりです。
  • 長い年月をかけて『木』らしく育っていきます。
  • 挿し木と比べて寿命が長いと言われています。
  • 市場に出回る数が少ないので、価格は高めです。

幹の先端が切ってないパキラは実生です。大きくなっていく過程を長く楽しめますね。

挿し木のパキラ

既に成長したパキラの枝を切って、そこから芽を出させたもの

  • 購入の時点で、幹の上部が切り口になっています。
  • 幹は実生に比べて細いです。
  • コンパクトに剪定されています。
  • 栽培コストが低い為、価格もリーズナブルで購入しやすい。
  • 樹形が整えやすく、インタリアグリーンとして人気です。

それぞれのメリット・デメリット

実生のパキラ挿し木のパキラ
メリット幹が太くて丈夫
『木』らしさと風格がある
安価で購入出来る
コンパクトで育てやすい
デメリット高価
成長がゆっくり
幹が太くならない
寿命がやや短い可能性

どちらを選ぶかのポイント

どっちがいいかな?選ぶポイント
  • ナチュラルで力強い『木』を育てたい→実生
  • 手頃に楽しみたい→挿し木
  • おしゃれなインテリアとして楽しみたい→挿し木
  • 広めのスペースあり→実生
  • デスクや棚などの限られた場所でコンパクトに→挿し木

樹形の違うパキラ

真っ直ぐ(ストレートタイプ)

  • 自然に上へと伸びていく真っ直ぐな幹のタイプです。


鉢の向きをときどき変えること』 がきれいに育てるポイントです。

片側だけに光が当たっていると、幹がそちらに傾いてしまうので、
2週間に1度くらいのタイミングで、鉢を回して全体に日光を当てましょう

高さが出やすいので、好みの高さになったら春〜初夏に剪定してあげるとバランスよく育ちます。

曲がり(カーブタイプ)

ゆるやかにカーブした幹は、自然な曲線を楽しむタイプです。

若い緑の幹に針金などを巻きつけて好みのカーブになるように曲げたものです。

重たい葉がつきすぎていると曲がりが強調されすぎることがあるので、
葉のバランスが偏っている場合は、全体のバランスを見て軽く剪定するときれいにまとまります。

切りすぎると形が崩れやすいので少しずつ整えるをイメージして育てるのがポイントです。

ねじり(ツイストタイプ)

  • パキラの幹でよく見かける幹を編み込んだおしゃれなでタイプです。

個性的な見た目が魅力的でとても人気があり、『実生』の苗を2〜3株を使って仕立ててあります。

ねじりのパキラはみきや葉の密度が高いので風通しの良い場所で管理することをおすすめします。

また、幹に負担がかからないように強い剪定は控えめにしましょう。

パキラは幹の形によって育て方にちょっとしたコツがありましたね。
「真っ直ぐ(ストレート)」「曲がり(カーブ)」「ねじり(ツイスト)」、それぞれの樹形に合わせたポイントを知って、きれいな姿を楽しみましょう。

いろんなタイプの『パキラ』を見たい方はこちら

実際に『パキラ』を購入しています。その時の感想なども記事にしました。参考にしてください。

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パキラの形を綺麗に育てるための剪定

剪定とは・・植物の枝や茎、葉を切ること。樹形を整えたり、風通しや害虫予防のために行います。

剪定には『切り戻し』『透かし』『枝おろし』などの方法がありますが、一般的には『切り戻し』のことを言うことが多いですね。

パキラの剪定のタイミング


剪定に向いている時期は、5〜10月がベストです。

暖かくなって新芽が動き始める時期に行うことで、切ったあとも元気に新しい葉を伸ばしてくれます。

冬の間(12〜2月ごろ)は剪定は控えたほうが安心です。寒い時期は植物の休眠期で活動を止めています。この時期に切ることは、回復する力が弱くなっているのでおすすめしません。

剪定する時は、葉が混み合っているところや、形を整えたい部分を中心に、
カットしてあげましょう。

パキラの剪定におすすめの道具

パキラの剪定には、以下の道具があると便利です。

  • 清潔な剪定バサミ
     → 手にフィットするもの、刃が薄くて切れ味がいいものが◎
     (刃先を消毒してから使うと、病気の予防にもなります)
  • 新聞紙やビニールシート
     → 切った葉や枝が散らばるので、広げておくと片付けがラク!
  • 小さめの手袋
     → 直接触るのが気になる方に。トゲなどはないですが、安心して作業できます。

「園芸用」と書いてあるものを選ぶと間違いないですよ!

剪定の注意点

  • 葉っぱの向きを見て、バランスを整えましょう。
  • 理想の形を思い浮かべながら行います。
  • 5枚の葉のうちの1枚だけが傷んでしまった場合は、残りの葉まで切り取らないように注意しましょう。

一般的な観葉即物の手入れについて解説しています。参考にしてください。

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パキラの風水効果

風水効果

金運』『仕事運』が良くなるラッキープランツです。

  • 金運アップ=幹が編み込まれた姿が『お金を掴む・逃がさない』と言われます。
  • 仕事運アップ=成長が早く、上に向かって伸びるので『出世』『発展』を象徴している。

リビングやオフィスに置くと◎→人が集まる場所に置くと運気がめぐるとも言われます。

花言葉

  • 快活
  • 勝利

*お仕事を頑張っている人や自分への贈り物としても良いですね。

まとめ

パキラにはいくつかの種類がありました。

  • パキラ・グラブラ=店頭などでよく見かける品種。
  • パキラ・アクアティカ=厳守に近い品種。
  • パキラ・ミクロカルパ=スタイリッシュな品種。

葉に特徴がある>

  • パキラ・ミルキーウェイ=白く『天の川』のような斑入りの品種。
  • パキラ・ムーンライト=黄緑色の斑入りの品種。

また、幹にも特徴のある仕立てが施されたものがありました。真っ直ぐな『ストレート』、編み込んだ『ねじり』、曲げた『曲がり』の3タイプでしたね。

ここで実際に育てている感想をお伝えすると、まさに『育てやすい!』です

冬に急な留守が数日あり気温も上がらず、葉水や水やりのタイミングも過ぎてしまうことがありました。気づいた時は葉先が少し黄色くなったり張りが弱くなる症状が出ていました。

弱くなっている姿に枯れてしまうのかと心配しましたが、間隔を守って水やりを行い、天気の良い日にはレースのカーテン越しの光をたっぷりと与えながら冬越しを終えました。春になり、傷んだ葉を含めて風通が良くなるように剪定を行うと数日で新しい芽が出てぐんぐん伸びていきました。

育てやすい観葉植物で人気もあり、風水効果も期待できるパキラの魅力をお伝えしてきました。様々な特徴を持った品種の『パキラ』をご紹介しましが、好みのタイプ、お家に迎えたいパキラは見つかりましたか?

グリーンを迎えてお部屋を癒しの空間にしてみてはいかがでしょう。

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ABOUT ME
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長年自宅で茶華道教室をしていました。その経験を活かし『日常でお花を楽しむ』事や『花の知識』、そして休日に出掛けた『花のある景色』をご紹介しています。
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