室内の日陰で育つ耐陰性のある観葉植物とは?7つ選んで育て方と注意点を紹介
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お部屋に日の光が入りにくかったり、日当たりは良いけれど窓辺に植物を置くことが難しいなど観葉植物を購入する際に『光』は常に考える重要な問題ですね。
しかし、日照が少ない場所でも育つ『耐陰性』のある植物を選ぶ事で解決できます。
耐陰性とはどう意味?どんな植物があるの?日陰で育てる時のコツってなんだろう?
今ある疑問を解決しながらおすすめの植物を紹介します。
日陰でも育つ植物を探している方、購入前の参考にしてください。
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耐陰性のある観葉植物7選
①モンステラ
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- 最低気温 10度まで
- 花言葉 嬉しい便り
- ペット 毒あり
特徴
大きくて艶のある葉は切れ込みがあり、ボタニカル系のインテリアにデザインされているのを見かけます。
育て方
耐陰性があるので日陰でも薄日が4時間以上入る場所なら育つことができます。
水やりは鉢の中央までしっかり乾いてからたっぷり与えましょう。
葉が倒れやすいので横に広がってきたら剪定をしたり、鉢に支柱を立てたりして形を整えて育てましょう。
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冬の寒い時期は植物にとって休眠期です。剪定は春からの暖かい時期に行うと良いですね。
注意点
樹液はシュウ酸カルシウムを含んでいるので誤って誤飲すると手足のしびれや腹痛を起こすことがあるので注意しましょう。
湿度温度により葉の表面から水滴が出ることがあります。家電製品など近くに置かないことも注意が必要です。
②シェフレラ
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- 最低気温 5度まで
- 花言葉 実直、真面目
- ペット 毒あり
特徴
手のひらを広げた様な葉をつけた植物です。本来同一の種類ではありませんが『カポック』とも呼ばれ多く流通しています。
シェフレラには種類がたくさんあり、葉に黄色い斑が入ったシェフレラ・ハッピーイエロー、コンパクトに育つシェフレラ・コンバクタ、他にもチェンマイ、アンガスフォリアなどがあります。
育て方
耐陰性があるので、日当たりが不安定な場所でも育てることが出来ます。ただ、暗すぎる環境では葉色が悪くなる、葉が落ちやすいなど軟弱になってしまいます。
水やりは鉢の中央までしっかり乾いてからたっぷり与えます。寒い時期は乾てから2〜3日後に与えます。
注意点
暑い時期に湿度が上がってお部屋の中の空気が動かない環境になったしまうと株が蒸れてしまいます。根元が変色したり葉が落ちるなどのトラブルが起こる可能性があるので真夏などは風通しを良くしましょう。
シェフレラの中でもハッピーイエロー、チェンマイはやや耐陰性が弱いので明るい場所を好みます。品種によって環境が少しずつ違うので注意したいですね。
樹液にシュウ酸カルシウムが含まれるためペットや小さいお子さんのいるご家庭では誤って口にしてしまわないよう注意が必要です。
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植物に大切な風ですが、エアコンなどの風が直接当たるのは避けたいですね。窓を開けてお部屋の空気を入れ替えたり、留守がちな場合はサーキュレーターを回すなどで空気の流れを作ってあげましょう。
③サンスベリア(サンセベリア)
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- 最低温度 10度まで
- 花言葉 永久、不滅
- ペット 葉先に注意
特徴
棒状の先の尖った葉が扇状に広がっていくタイプや剣のような形の葉が伸びていくタイプなどあり、葉の柄も特徴的です。
品種がたくさんある植物で、中でも人気なのは『虎の尾』とも呼ばれ葉に黄色い縁取りが入ったサンスベリア・ローレンチーやボンセレンシス、ファーンウッド・ミカドなどがあります。
育て方
明るい日陰を好みます。サンスベリア・ゲラニカはサンスベリアの中でも耐陰性が強く日当たりが悪くても育ちますが時々は窓際で日光浴をしてあげると良いです。暗い場所ばかりで過ごすと葉色が悪くなったり上手く育ちません。
水やりはしっかり乾いてからたっぷり与えるのですが、10月以降の水やりは控えます。葉にシワがよってきたら与えましょう。
注意点
日光が当たりすぎると葉を痛める事があるので、日光浴の際はカーテンなどで日差しを和らげて行いましょう。
植物自体に毒などはありませんが、葉先が鋭く尖っている品種の場合は床置きの際にペットや小さいお子さんがケガをしないように注意してください。
サンスベリアの中でもローレンチー、マッソニアーナは耐陰性が他の品種より弱い傾向があり葉が垂れてきたり、葉の形が綺麗に整わないなどの状態が起こります。品種によって適した環境が少しずつ違うので注意したいですね。
サンスベリアは多湿が苦手なので水のやりすぎに注意しましょう。
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土の乾燥具合がわかりづらい時は、竹串を使うのも一つの方法です。挿して出てきた串に土が付いてこなければ乾燥しています。それでも不安な時は『水やりチェッカー』を使うと一目瞭然です。ホームセンタなどの植物のコーナーに置いてあることが多いですよ。
④テーブルヤシ
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- 最低気温 10度まで
- 花言葉 あなたを見守る
- ペット 害なし
特徴
細く艶のある濃い緑色の葉が特徴的な昔から人気の観葉植物です。
テーブルに飾れるサイズのものは土を使わないハイドロボールやカラーサンドを使っておしゃれに飾ることも出来ます。
育て方
耐陰性が高くある程度の光があれば育ちます。ただ、暗すぎると葉色が悪くなったり貧弱な株になってしまう可能性があります。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷり与え、秋冬の寒い時期は乾いてから2〜3日後に与えます。空気が乾燥している冬場は葉水を忘れずにあげましょう。
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葉水を与えるときは基本霧吹きなどを使います。
冬場は水道から出た水をすぐにあげると冷たさに植物が驚いてしまうので霧吹きに入れてしばらく置き、常温ぐらいになってから与えると良いと思います。
注意点
5〜10月の間に剪定を行います。茂りすぎり枯れた葉を切ります。茎の内側から新しい芽が出てくるので剪定するのは葉のみにします。根元を切ってしまうと新芽が出ずに枯れてしまう恐れがあります。
強い日差しに当たると葉が傷んでしまう事があります。葉の色素が抜けて白くなったり、一部が茶色くなっていたら日差しの当たり具合を確認してみましょう。
⑤カラテア
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- 最低温度 10度まで
- 花言葉 飛躍、強い気持ち
- ペット 害なし
特徴
葉の模様がくっきりと出ていて女性に人気の観葉植物です。
カラテアの中には葉の表面に産毛のような柔らかい毛が生えるカラテア・ルフィバルバ、絵に描く葉のような模様を持ったマコヤナや他にもホワイトスターなど品種もたくさんありますが、みんな耐陰性があります。
育て方
明るい日陰を好みます。レースカーテン越しに光がある場所なら育ちます。
水やりは土の中までしっかり乾いたらたっぷりと与えます。寒い時期は乾いてから2〜3日後に与えましょう。葉水は冬場も毎日与えると良いでしょう。
注意点
湿度の高い環境が好みなので水やりと一緒に葉水を与えると葉が綺麗に育ちます。品種によっては水切れを起こすと葉が丸まってしまうものもあるので注意しましょう。
⑥アグラオネマ・マリア
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- 最低気温 10度まで
- 花言葉 青春の輝き
- ペット 害あり
特徴
鉢から溢れるように葉が伸び、葉の模様が特徴的な植物です。成長すると50cmほどの高さになります。
生育期には白い仏炎苞をつけます。
品種ごとに葉色や模様が違い、緑色の縁取りにピンクの葉色を持つアグラオネマ・オースビシャスレッドも耐陰性があります。
育て方
耐陰性があるので置き場所を選びませんが、明るい場所の方が元気に育ちます。
水やりは鉢の中央までしっかり乾いてからたっぷり与えましょう。寒い時期は乾いてから2〜3日後に与えますが、15度以下になると成長スピードが遅くなるので水やりのタイミングを空けます。土と気温を見ながら与えましょう。
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葉水を与えると綺麗な葉を維持できますが、低温多湿は苦手です。寒い時期の葉水は室温が上がってからにすると良いですね。
注意点
樹液にシュウ酸カルシウムが含まれるためペットや小さいお子さんのいるご家庭では誤って口にしてしまわないよう注意が必要です。
寒さに弱いので暖かい室内で育てましょう。古くなった葉が黄色くなった時も寒い時期はそのままにして、春になってから取り除くようにします。
美しい仏炎苞を付けますが、葉を丈夫に育てることを優先する場合は小さいうちに摘み取った方が良いです。
⑦シナモン
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- 最低気温 10度まで
- 花言葉 清純、純潔
- ペット 害あり
特徴
艶のある緑色で葉脈のくっきり入った葉が特徴的です。
スパイスとしてで有名な植物ですが、観葉植物として育てることも出来ます。
育て方
耐陰性が強いので、明るい室内なら育ちます。長い間暗い場所にいると葉が落ちたり綺麗に育たないので気をつけましょう。
水やりは土の中までしっかり乾いたらたっぷりと与えます。寒い時期は乾いてから2〜3日後に与えましょう。空気が乾燥する冬場は水やりと一緒に葉水を与えると良いのですが、室内が暖かい時間にあげましょう。
大きく育った木の樹皮をはいで乾かすとスパイスとして使えます。
注意点
特に寒さに弱いということはありませんが、生育温度は15〜25度なので暖かい場所での管理がおすすめです。冬場は窓からの冷気から遠ざけて置いた方が良いです。
他にも耐陰性のある植物を探してみてはいかがですか?自分に合った植物を見つけられるかもしれない場所がこちらです。
実際に購入した際の感想を書いています。
![観葉植物【アンドプランツ】で購入レビュー/チャットで質問もOK!サイズ確認のARも!](https://20230804-19-57.conohawing.com/wp-content/uploads/2024/11/22102748_s-e1731139700997-320x180.jpg)
耐陰性とは
『耐陰性』のある植物を7つご紹介しましたが、育てる環境として日陰が好きなものではないということは感じていただけましたか?
植物の生育に必要な光が少ない場所でも育つと考えてもらえると良いかもしれませんね。例えばお部屋の中が薄暗くても、日中照明なしでも文字が読める程度の光でも育つ植物を『耐陰性がある』『日陰OK』と表記されていることが多いです。
植物によっては同じ種類でも品種によっては、光を受ける必要量が違うことで耐陰性がないと書かれていたり、本やネット情報でも『耐陰性がある』とされる植物がどれも同じ植物ばかりとはなっていません。
美しく元気で大きく育っていくためには、それに合った環境とコツが必要になります。
次の項目では育てるコツをお話しします。
日陰で育てるコツ
日光
光は植物が育つために大切なエレルギーの一つです。普段光の少ない場所で育てている場合は1週間に1〜2日、窓際やベランダに出して日光浴をさせましょう。
種類によっては直射日光で葉を痛めてしまう可能性があるので注意しましょう。
日光浴の為に植物の移動が難しい場合は、植物葉のライトを使うことで植物に光を届ける事もできます。
水やり
日光の量が変わると植物の植えられている土の乾き具合も違ってきます。日陰にある植物の方が水分がなくなっていくスピードはゆっくりです。
お水を与え過ぎてしまうと根にトラブルが起こってしまう為、植物ごとの水やりのタイミングを確認してから行いましょう。
土
水はけの良い土を使うと土が乾きやすく根腐れのリスクも少なくなります。
日陰で育てる注意点
日光
日光浴をさせると良いとお伝えしましたが、暗い部屋にいる植物を急に光の元に当ててしまうと植物が環境の変化に驚いて傷んでしまう可能性もあります。
部屋の奥にいつもある場合は窓際の近くに置きレースカーテン越しの光にする、少しずつ光に近づいていくよう場所を移動させる。など少し面倒かもしれませんが植物の状態を見ながら日光浴をさせてあげましょう。
徒長(とちょう)
観葉植物を育てていると聞くことが多いトラブルです。
徒長とは、枝葉や茎の間隔が間延びしてヒョロヒョロと細長く育ってしまう事です。
原因は肥料の与え過ぎ、風通しの悪さもありますが、日照不足もその一つです。
徒長になると葉が薄くなったり、植物の姿が悪くなるという外見的な事だけでなく植物自体が弱くなり病気にかかりやすくなってしまうなど、育てていく上では出来るだけ避けたいトラブルです。
植物それぞれに合った適切な光を与えて元気に育ってほしいですね。
まとめ
耐陰性のある植物を7つご紹介しました。どれも日陰でも育つ植物ですが全く光が必要ない植物ではありませんでした。
迎えた植物がいつまでも元気に育つように『コツ』や注意点を確認しながらお手入れをしていきましょう。
購入した植物のトラブルにチャットで対応してくれるサイトはこちらです。
初心者さんはこちらも参考にしてください。
![観葉植物初心者が失敗しないための基礎知識とおすすめの植物5選](https://20230804-19-57.conohawing.com/wp-content/uploads/2025/01/28376709_s-e1736814857424-320x180.jpg)