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実は花を咲かせる事がある観葉植物6選:咲かせるコツやNG行動、注意点を紹介

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観葉植物といえば、美しい葉を楽しむものというイメージが強いですよね。
でも実は、花を咲かせる種類もあることをご存じでしょうか?

「部屋にグリーンを置きたいけれど、花も楽しめたら嬉しい」
「観葉植物で花が咲くって本当?」
そんな疑問や期待にお応えするのが今回の記事です。

ここでは、花が咲く観葉植物6種をご紹介しながら、
それぞれの花の特徴や咲く時期・咲かせるコツ、NG行動を解説します。

葉だけでなく、可憐な花も楽しめる観葉植物の魅力をのぞいてみてください。

観葉植物をすぐに見てみたい方はこちら

花を咲かせる観葉植物6選

①オリーブ

  • 最低気温  −5度
  • 花言葉  平和、安らぎ、知恵
  • ペット  害なし

育て方

オリーブは基本的に屋外で育てることをおすすめします。直射日光にも強く、日当たりの良いところがベストですが、半日陰でも大丈夫です。

水やりは土が乾いたら、鉢底から水が出るぐらいたっぷりあげてください。冬場は乾いてから2〜3日後にあげましょう。

根が浅いので、風が強く吹く際は倒れないように注意して管理することが必要です。

花の特徴

小さくて白っぽいクリーム色の花が、房のように咲きます香りは控えめで可愛らしい印象です。

花の咲く条件

  • 日当たりの良い場所。
  • 肥料や剪定など、手入れをしながらの管理が必要です。
  • 受粉相手が必要なので、異なる品種のオリーブを数本植えると実もつきやすくなります。

*花の咲く時期は5〜6月頃

②エバーフレッシュ

  • 最低気温  10度
  • 花言葉  歓喜、胸のときめき
  • ペット  害なし

育て方

直射日光を避けて明るい室内で育てることをおすすめします。置き場所をあまりコロコロ変えてしまうとストレスになってしまうので、同じ場所で管理できると良いです。

水やりは土が乾いたらたっぷりとあげてください。寒い時期は乾いたから2〜3日後にあげましょう。

寒い時期でも暖房などで室内の温度が高い場合は、土が乾くタイミングが暖かい時期と変わらないこともあります。鉢の土を観察しながら水やりすることが重要です。

水やりのタイミングがつかみにくい・・

そんな時は、『水やりチェッカー』をおすすめします。

植物の鉢に挿すことで土の乾き具合を色で教えてくれて、水やりのタイミングを知ることができます。ホームセンターなどの園芸品コーナーに置いてあります。

花の特徴

細長くふわふわした白いブラシのような花が咲き、夜に開花することが多いです。赤いサヤがつくこともあり、『アカサヤネムノキという和名がついています。

花の咲く条件

  • 明るい場所での管理
  • 水切れや寒さに注意
  • 大きく育って環境にもな慣れた株に咲きやすい

*花の咲く時期は6〜8月(初夏〜夏)

③コーヒーの木

  • 最低気温  10度
  • 花言葉  一緒に休みましょう
  • ペット  害なし

育て方

日当たりの良い明るい場所で育てましょう。直射日光は避けてくださいね。

なぜ直射日光が良くないのか?

それは『葉焼け』を起こしてしまうからです。

観葉植物の多くは、直射日光に当たることで葉焼けを起こし、葉が部分的に傷んで変色してしまいます。一度葉焼けを起こした葉は元には戻らないので注意したいトラブルです。

水やりは土が乾いたら、鉢底から水が出るぐらいたっぷりあげてください。冬場は乾いてから2〜3日後にあげましょう。

水やり後など特に、鉢の下にある受け皿や鉢カバーの中に水が溜まったままにならないように、こまめに捨てることも重要です。

花の特徴

小さくて白いジャスミンのような花が咲き、甘い香りがします。そして、咲いた後に赤い実をつけます。(記事冒頭の写真はコーヒーの木の花です)

花の咲く条件

  • 3年以上育てた熟成した株
  • 美〜秋にしっかりと光を当てる
  • 冬越しに成功している

*花の咲く時期は5〜6月頃

④リプサリス(リプサリス・カスッサ)

  • 最低気温  10度
  • ハンギングプランツで楽しめる
  • 花言葉  燃える心、枯れない愛
  • ペット  害なし

育て方

明るい室内か、半日陰の屋外で管理することをおすすめします。ただし、直射日光と寒さを避けるために、真夏と10月以降は室内で育てましょう。

室内で管理する場合でも冬場は特に、窓際の冷気に注意が必要です。暖房のエアコンの風が直接当たらない暖かい場所が理想的です。

水やりは土が乾いたら、鉢底から水が出るぐらいたっぷりあげてください。

花の特徴

小さな白い花が咲きます。他のリプサリスの種類には、黄色やピンクの小花を咲かせるものもあります。

花の咲く条件

  • レースのカーテン越しの光など、明るい場所
  • 春と秋に適度に肥料を与える
  • 冬の寒さにあてない

*花の咲く時期は春〜初夏

肥料の中でも『リン酸』を多く含んだ肥料は、花を咲かせるのに効果的です。

⑤エピフィルム・アングルガー

  • 最低気温  10度
  • ハンギングプランツで楽しめる
  • 別名=フィッシュボーンカクタス
  • 花言葉  愛情深い、高貴な、
  • ペット  害なし

育て方

直射日光には注意して、日当たりの良い環境で育てましょう。

水やりは土の表面が乾いたら与えます。冬の寒い時期は、乾いてから2〜3日後に与えましょう。

花の特徴

大きくて豪華な『月下美人』にも似ている純白の芳香性のある花を咲かせます。開花は夜から早朝なので花を見られたらラッキーです。

花の咲く条件

  • レースのカーテン越しの明るい場所で育てる。
  • 冬は10度以下にならないように注意する。
  • 春から初夏にかけての生育期に肥料を与える。

*花の咲く時期は5〜7月頃

花が大きくて鮮やかなこともあり『高貴な』『優美な』という花言葉を持っていますが、風水効果としては気持ちを落ち着かせる『リラックス効果』が期待できる植物です。寝室に置くと一日の疲れを癒してくれるかもしれませんね。

⑥シェフレラ

  • 最低気温  10度
  • 花言葉  実直、真面目
  • ペット  毒あり

育て方

日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。

水やりは土が乾いたら、鉢底から水が出るぐらいたっぷりあげてください。冬場は乾いてから2〜3日後にあげましょう。

夏場は特に株が蒸れないように注意が必要です。

お部屋の湿度が上がって、風の流れがなく株が蒸れてしまうと、葉が傷み落ちてしまう可能性があります。お部屋の風通しを良くするすることを心がけましょう。

花の特徴

黄緑から淡い黄色の細かい花が咲きます。ただ、充実した株のみに花が付くため、咲かせるのは20年ほど必要ともいわれます。大切に長く育てることで花を見られたら嬉しいですね。

花の咲く条件

  • 数年以上育てた大きな株
  • 寒さに弱いので屋外管理の場合は、冬は室内で育てる

*花の咲く時期は初夏から夏

ペット 毒ありの理由

シェフレラには、『サポニン』『不溶性シュウ酸カルシウム』という毒性の成分が含まれています。剪定の際に樹液に触れないように手袋の使用をおすすめします。また、ペットが誤って接種してしまうとしびれや嘔吐などの症状が出ます。小さいお子さんにも十分注意が必要です。

おすすめ6選の咲かせやすさランキング

基本の育て方をして、元気な葉、株、根を保つ事を基本にして、6つの植物を『花が咲くチャンスが多い』順でランキングをつけてみました。

注:必ず咲くという意味ではありません。

ランク植物名難易度ポイント備考
1位コーヒーの木★☆☆
やさしい
成熟株+明るい窓辺+冬越しで咲きやすい白い花が房のように咲く/香りよし
2位シェフレラ★★☆
ふつう
大株+屋外管理で開花実績あり緑白色の地味な花/まれに実もつく
3位リプサリス★★☆
ふつう
明るさ+寒暖差+水管理がカギ春に小花が多数/意外と開花実績多い
4位エバーフレッシュ★★☆
ふつう
環境安定+湿度+成熟株が条件淡黄緑色のふわふわボンボン花
5位エピフィルム★★★
ややむずかしい
夜咲き+寒暖差+肥料が決め手花は豪華!一夜花/夜に観察必要
6位オリーブ★★★
むずかしい
屋外+風通し+複数株での受粉が必要花は咲くが実はつきにくい

観葉植物の花を咲かせるポイント5つ

①株をしっかり育てる(成熟させる)

  • 花を咲かせるには3年以上育った成熟株である事が多いです。
  • 剪定を上手く行いながら、株を充実させる事が第一です。

小さく若い株は『育つ』ことにエネルギーを使う為、花を咲かせる余裕がないことが多いです。

②季節に合った光と温度調節をする

  • 花の芽は多くの場合、春から初夏にかけて形成されます。
  • 日照不足だと花芽がつきにくくなる為、明るい場所での管理が必須です。
  • 直射日光で葉焼けを起こす植物もあるので、植物それぞれの適性に合わせましょう。

寒さに弱い品種は特に冬の管理が大切です。

寒い時期、特に夜間の窓からの冷気に注意

室内で管理していても窓際や出窓に置いている時は、一度植物の近くの温度を測って確認すると安心です。

最低温度を下回ってしまうようなら、ダンボールや発泡スチロールで夜間だけ囲うことも必要です。

また、観葉植物用のヒーターを使って管理するとお部屋はスッキリします。

③水やりにはメリハリ・肥料は分量を守って

  • 水やりは『しっかり乾いてからたっぷり』が重要です。季節ごとのタイミングの違いも理解しましょう。
  • 肥料は春と秋に緩効性のものを適量与えます。過剰に与えてしまうと葉ばかりが茂って花芽が付かなくなる可能性があります。

緩効性の肥料とは・・

ゆっくりと土の中に栄養が染み込んでいき、効果が出るのに時間がかかりますが、効果は長く持続します。固形肥料のことです。

④ストレスを与えすぎない

  • 花を咲かせたい気持ちが大きくなり、最適な場所を求めて環境をコロコロ変えるのは逆効果です。
  • 温度、湿度、置き場所の急激な変化は、植物にとってストレスになります。

一年を通じて安定した環境で育てることが大切です。

季節ごとの植物の変化などを見守りながら、特性を知っていきましょう。

⑤品種ごとの咲く条件知っておく

上記の各植物の紹介で書いた咲く条件ポイントを確認しましょう。

特にオリーブは受粉相手が必要である事や、シェフレラは数年育ててから見られる植物でした。また、エピフィルムは開花時間が夜から早朝なので見逃してしまうこともありそうなので覚えておきましょう。

花が咲いた後

  • 花が咲いたら写真に収めるのはもちろんですが、しぼんだ後に実やタネが付く事もあるので観察も楽しんでください。
  • 花が咲いた後は株が疲れている事もあります。様子を見ながら追肥や剪定でフォローてあげましょう。

咲かせるために注意したいNG行動

初心者さんがやってしまいがちな『咲かない原因』をNG行動としてまとめました。

NG1:水のやりすぎ・やらなさすぎ

影響=根腐れや逆の乾燥で株が弱ってしまい、花を咲かせる余力がなくなってしまう。

ポイントは、土の中まで、または表面(品種によって違います)が乾いてから、たっぷり与えるのが重要です。

NG2:日当たりが足りない

影響=光合成が不十分に行われず、蕾が出来にくくなってしまう。

ポイントは、レースのカーテン越しの光が理想的です。春から秋の暖かい時期は、直射日光を避けて品種によってはベランダや屋外での管理もありです。

NG3:肥料の与えすぎ・与えなさすぎ

影響=肥料過多(与えすぎ)では葉ばかりが育ち、花芽が付きにくくなってしまう。

ポイントは、花を咲かせたい時期は、『リン酸』の成分が多い肥料を適量与えることです。

NG4:間違った剪定

影響=花が付く部分を切ってしまい、花の機会を失ってしまう。

ポイントは、花芽の位置をしっかり確認して剪定する事です。幹の節などを見ると少し膨らんだ場所があります。

普段の剪定も注意したい切る位置

自分の理想の形をイメージしながら、切りたい場所に一番近い葉っぱのすぐ上あたりにハサミを入れましょう。

NG5:植替えのタイミングが悪い

影響=花芽ができるタイミングで植え替えを行なってしまうと植物にストレスがかかって開花をやめてしまう事もあります。

ポイントは、植替えのタイミングは植物の様子を見て、必要だと判断したら、その植物の『生育期』に行うことが大切です。

不用意な植え替えや、休眠期に行うのは避けましょう。

水やり、剪定、植え替え、などの基本をまとめた記事があります。参考にしてください。

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咲かない時のQ&A(セルフチェック付き)

Q1:葉っぱは元気なのに花が咲かない

A=栄養バランスや光不足が原因かもしれません。

肥料の成分の3大栄養素

窒素(N)=葉に効く

リン酸(P)=花と実に効く

カリ(K)=根に効く

肥料が窒素に偏っていませんか?最初は株の元気な成長を維持したいのでバランスよく配合された肥料で育てて、花が咲く時期にはリン酸が多く配合されている肥料だと良いですね。

日照時間は足りていますか?耐陰性のある品種でも時々、明るい場所で過ごす時間が作れると良いですね。

Q2:つぼみがついても途中で落ちてしまう

A:乾燥しすぎor寒暖差ストレスかもしれません。

室内が乾燥しすぎていませんか?暖房器具の使用などで冬場は特に乾燥します。加湿器の使用や葉水を行なって適度な湿度のある環境にできると良いですね。

日中と夜の寒暖差が激しくないか見直してみましょう。

Q3:何年育てていても一度も咲いた事がない

A:株がまだ若いor咲きづらい品種なのかもしれません。

オリーブやコーヒーの木は5年以上育てることが必要な場合もあります。

品種によっての個体差はあるかもしれません。

しっかりと育った株に日照肥料時期がそろえば花を見られるかもしれません。日々のお手入れも花を待って行うと楽しく感じられそうですね。

*簡単セルフチェック

チェックポイントYES/NO
明るい場所に置いている
水やりは適量を与えている
リン酸を含む肥料を使っている
つぼみの場所を確認している
最低2年以上育てている

YESが多いほど咲く準備はOK!

花が咲かないのは『失敗ではありません』植物がまだ『準備中』なだけです。焦らず見守っていきましょう。

まとめ

この記事では、花を咲かせる観葉植物について解説しました。よくある『花の咲く品種』ではなく、ちょっと意外な品種もご紹介したので、すぐに花が見られる事も少ないかもしれませんが、観葉植物を育てる楽しみのプラスになると思っています。

お迎えした植物を試行錯誤して育てながら、そのくせや特徴を知っていくことは、自分も一緒に育っていく感覚にも近いものがあります。そうして育てた植物の花が見られた時の感動は、またひとしおだと思います。焦らず、挑戦してみてください。

植物の購入におすすめのサイトはこちらです。

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長年自宅で茶華道教室をしていました。その経験を活かし『日常でお花を楽しむ』事や『花の知識』、そして休日に出掛けた『花のある景色』をご紹介しています。
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