観葉植物の虫・コバエ対策まとめ|初心者におすすめの防ぎ方と発生時の対策

観葉植物を楽しんでいたのに、突然「小さな虫が飛んでる!」「葉っぱに変な点が…」なんて経験ありませんか?
実はそれ、観葉植物につきやすい害虫かもしれません。
初心者さんでも安心して対応できるよう、この記事では「虫がわく原因」「対処法」「虫を防ぐコツ」を解説します。
観葉植物と気持ちよく暮らすためのヒント、ぜひチェックしてみてください。
観葉植物と一緒に防虫対策の土や水を探すならこちら
虫がわく原因
観葉植物に虫がわく原因は、『環境』『過湿』『土』『換気』などにあります。
5つの具体例を挙げてみます。
環境
①枯葉や落ち葉をそのままにしている
→鉢の表面に落ち葉やあったり、枝についたままの枯葉は虫の隠れ家や産卵場所になる可能性があります。
②他の植物から移ってしまった(連鎖的に発生)
→新しく購入した植物がすでに虫を持っていた可能性もあります。
過湿
③水やり後の手入れ不足
→水やり後に鉢の受け皿に排水された水が残ったままでいるとコバエの発生源になる可能性があります。
土
④古い土を使い続けている
→腐葉土入りの土や有機物が配合された土の場合は、分解され虫の栄養源になってしまう可能性もあります。
換気
⑤換気不足
→風通しの良くない場所にあると、湿気がこもりやすく、カビやハダニが発生してしまう可能性があります。

原因と考えられる5つの要因は、1つでも考えられますが、いくつかが重なって害虫の温床になっている場合もあります。
対策を行ったも改善が見られない時は他の要因も考えてみましょう。
よく見られる虫の種類と特徴
虫の名前 | 特徴 | 症状 | 発生しやすい時期 |
コバエ | 小さな黒いハエ、土の表面から出てくる | 室内を飛び回る | 湿気が多い時期(梅雨〜秋) |
ハダニ | 茶褐色で葉裏に寄生 | 葉裏にが白くなる | 乾燥する時期(春・秋・冬) |
カイガラムシ | 白い殻のような姿 | ベタつく排泄物あり | 通年(風通しが悪い環境) |
アブラムシ | 小さくて緑色や黒色をしている | 新芽の成長が止まる | 春〜初夏 |
発生した時の対処法
物理的に取り除く
- 葉の裏や茎についている模試は、ティッシュや綿棒、歯ブラシなどで取り除きます。
- 庭やお風呂場などで水が流せる場合は水流で流す方法もありますが、植物を傷めないように注意しましょう。
- 枯れた葉や虫がついている葉をカットする。
土を替える
- 土に発生した場合は、表面の土を新しい土に替えることをおすすめします。
- 『コバエ』発生の場合は、『コバエよけの土』もあり。
薬剤を使用する
- 植物用の殺菌剤や殺虫剤を使う。
- 防虫剤を使う。

酢のお水は殺虫効果はない為、被害が出ているものを食い止めることは難しいです。害虫予防として使用しましょう。
他の植物への対応
- 害虫が発生した際、同じ室内にある他の植物もチェックします。被害がない場合は虫が移らない様に一旦別の場所へ離しましょう。
*害虫別、対処法一覧
虫の名前 | 対処方法 |
コバエ | 鉢全体を水に浸す→幼虫や卵が浮いてくる→取り除き、表面の土を新しい土に替える |
ハダニ | 葉の表裏を濡れたタオルなどで拭くか、水で流す→水滴を拭き薬剤を散布して駆除 |
カイガラムシ | 歯ブラシなどでこすり取る→薬剤を散布して駆除 |
アブラムシ | 歯ブラシなどでこすり落とすか、粘着テープを使って取り除く→薬剤を散布して駆除 |
害虫トラブルの発生チェック
毎日の観察で植物の変化を見つけて、対応を早く行うことでトラブルが大きくなるのを防ぐことが出来ます。
日々の観察でチェックしたい項目です。
虫がわく可能性を低くする方法
害虫被害を防ぐには、環境づくりが大切になってきます。
日常の観察や、前項であげたチェックをしながら気をつけていきたい基本的な育成環境をまとめました。
- 水やりはしっかり乾いてから=湿気は虫の湧く原因にも。受け皿の水は毎回捨てる。
- 風通しをよく=空気がこもらない様にすることで虫発生の可能性が減る。
- 枯葉、落ち葉の処理はすぐに=虫の隠れ家を作らない。
- 土の表面は乾燥気味に=コバエなどの産卵を防ぐ。
- 葉の裏表のチェックを定期的に=早期発見と予防のため。
- 新しい植物を迎えた際は数日別に管理=迎えた植物に虫がいないか確認

虫を部屋の中で見ることは避けたい!という方は土を使わない方法で観葉植物を育てることもできます。
小さいサイズの観葉植物を紹介する記事で、土以外の方法も紹介しています。興味のある方はのぞいてみてしてください。

虫がつきにくい観葉植物
サンスベリア・ローレンチー

- 厚みがあり、固い葉で虫がつきにくい植物です。
- 乾燥にも強く、育てやすく人気。
- 空気清浄効果が期待できます。
- 『虎の尾』の名前でも知られてる。
モンステラ

- 葉に厚みがあり、切れ込みがあることから風通しが良く、虫が住みにくいと言われます。
- インテリアグリーンとしてデザイン的にも人気です。
- 耐陰性もあり、育てやすく初心者さんにも選ばれることが多い植物です。
パキラ

- 葉は薄いが風通しがよく、虫がつきにくい植物。
- 乾燥にも強く育てやすい為、初心者さんにおすすめです。
- テーブルサイズから大鉢までサイズが豊富です。
ポトス

- 葉が硬く、乾燥にも強い為、虫が付きにくい植物です。
- ハンギングプランツとして、吊り下げる飾り方ができます。
- 丈夫で生育が盛んなので、初心者さんにもおすすめです。
人気の観葉植物にも選ばれるこの4つの植物ですが、育て方など、まとめた記事があります。よかったら参考にしてください。

また、観葉植物の育て方をそれぞれ詳しく解説しているサイトはこちら。
購入後の植物の変化など、相談にも乗ってくれます。

参考にしてみてください。
まとめ
観葉植物を育てていると、虫が部屋の中に現れて驚くこともありますが、それは育て方が悪いわけではなく、環境が影響しています。
原因としてあげた5つを元に理由がわかれば、対処の方法も考えられます。
日常の植物を観察しながら、害虫トラブルは小さなうちに対処することで、また元気な植物に戻すことは可能です。
元気な植物と一緒に、グリーンライフを楽しんでください。