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【初心者向け】モンステラの育て方と増やし方|気根や支柱についても解説

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個性的な葉の形と育てやすさで人気のモンステラ。観葉植物の中でも特に『初心者におすすめ」とされる植物です。

実はモンステラにはいくつか種類があり、育て方増やし方気根についてや風水効果まで知っておくと、もっと楽しく育てられます

この記事では、モンステラをこれから迎える方にも、すでに育てている方にも役立つ基本情報をわかりやすく解説します。

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モンステラの種類と育て方

モンステラ・デリシオーサ

  • 最低気温  10度まで
  • 切れ込みの入った葉が特徴
  • 花言葉  嬉しい便り、深い関係
  • ペット  害あり

特徴

一番よく見かける観葉植物の代表的モンステラの品種です。

ハート型の葉の生長とともに切れ込みは深くなって、茎も伸びていき支柱を立て育てていきます。

育て方

日当たりの良い環境で育てましょう。

日陰にも強く『耐陰性あり』とされていますが、葉の切れ込みがなくなってしまう可能性もある為、基本的には明るい場所で育てることをおすすめします。

水やりは、春夏は鉢の土がしっかり乾いたらたっぷりと与え、秋冬は乾いてから2〜3日後に与えます。

モンステラの葉から水滴が出ていることがありますが、水の与えすぎではありません。温度や湿度によって出ることもあるので大丈夫です。

寒さに敏感な植物です。置き場所は、最低10度をして回らないようなところが理想的ですね。

剪定は5〜9月のに行うと良いでしょう。全体のバランスを見ながら切っていきましょう。切り口の樹液には注意が必要です。

注意点

  • 葉から蒸散しきれなかったものが水滴になって出ることがあるので、家電製品や濡れては困る物の近くには置かないようにしましょう。
  • 冬の窓辺は外の冷気が入ってくることがあります。冷気を避けるために夜間は窓から離すなど対策を行うと良いですね。
  • 風のない環境で育てると、元気がなくなり徒長してしまったり葉の切れ込みにも影響します。お部屋の風通しもよくすると元気に育ちます
  • モンステラを切った時に出る樹液には『シュウ酸カルシウム』が含まれています。かぶれたり痛くなる原因にもなるので作業をする際は手袋をしましょう。
  • 小さいお子さんや、ペットのいるお家は触って樹液がついてしまわないように注意しましょう。

徒長(とちょう)とは・・

植物の茎や枝葉の間隔が間延びして細長い姿になってしまうこと。

日照不足や肥料過多、風通しの悪さが原因で起こる症状です。

ヒメモンステラ

  • 最低気温  10度まで
  • 明るいグリーンの葉は左右非対称に切れ込みが入っている。
  • 花言葉  嬉しい便り、深い関係
  • ペット  害あり

特徴

デリシオーサの小さいバージョンと認知されていますが、同じサトイモ科の中でも別属の品種です。『ラフィドフォラ テトラスペリマ』が学名です。

  • モンステラ=サトイモ科モンステラ属
  • ヒメモンステラ=サトイモ科ラフィドフォラ属です。

這うように育っていく為、ツル性の植物です。モンステラは半ツル性だと言う点でも、立つように広がっていくモンステラとは少し異なります。

育て方

日当たりの良い場所で育てましょう。直射日光の当たらないレースのカーテン越しの柔らかい光が理想です。

モンステラ同様に、『耐陰性あり』とされていますが、葉の切れ込みがなくなってしまう可能性もある為、基本的には明るい場所で育てることをおすすめします。

水やりは通年で土がしっかり乾いてからたっぷりと与えます

寒さに弱い植物なので10度を下回らない場所で育てることをおすすめします。

剪定は、5〜9月に行います。傷んだ葉や茎、伸び過ぎている箇所を切りましょう。

ヒメモンステラはツル性の為、空中に吊るすハンギングで育てることも出来ます。もちろん鉢を置いて育てることもできます。広がってきたら支柱を立てて支えてあげてください。

注意点

  • モンステラを切った時に出る樹液には『シュウ酸カルシウム』が含まれています。かぶれたり痛くなる原因にもなるので作業をする際は手袋をしましょう。
  • 直射日光に当たると『葉焼け』を起こしてしまう可能性があるので注意しましょう。
  • 茎を伸ばし過ぎてしまうと葉の生育が鈍ってしまう可能性があります。様子を見ながら剪定を進めましょう。
  • 小さいお子さんや、ペットのいるお家は触って樹液がついてしまわないように注意しましょう。

葉焼けとは・・

直射日光や冷気によって葉が傷んでしまう症状です。一度葉焼けを起こした場所は元に戻らないので注意が必要です。

マドカズラ(モンステラ・アダンソニー)

  • 最低気温  5度まで
  • 葉に窓のように穴が空いている
  • 花言葉  嬉しい便り、深い関係
  • ペット  害あり

特徴

マドカズラは『アダンソニー』の他『モンステラ・フリードリヒスターリー』という別名もあり、サトイモ科モンステラ属の植物です。

半ツル性の植物で、垂らして育てる事もできますが、ヘゴ支柱(角材のような支柱)にはわせて上に伸ばす育て方も楽しめます。

育て方

日当たりの良い環境で育てることをおすすめします。直射日光は避け、柔らかい光が理想ですね。

水やりは、通年で土がしっかり乾いてからたっぷり与えます

お水はたっぷり与えますが、その後は鉢の受け皿に排水された水が溜まらないようにしましょう。根を痛めてしまう可能性があります。

水やりや葉水は気温の低い時間を避けましょう。また、寒い時期には水道から出してすぐの冷たい水も避けて与えた保が良いですね。即物が痛む原因にもなります。

寒さには弱いので最低でも5度以上ある環境におきましょう。

剪定は、5〜9月に行います。枯れたり傷んだ葉や茎を切ります。

注意点

  • 熱帯の植物なので、寒さには弱いですがエアコンなどの暖房の風が直接当たると痛めてしまうので注意しましょう。
  • 直射日光に当たると『葉焼け』を起こしてしまう可能性があるので注意しましょう。
  • 茎を伸ばし過ぎてしまうと葉の生育が鈍ってしまう可能性があります。様子を見ながら剪定を進めましょう。
  • 小さいお子さんや、ペットのいるお家は触って樹液がついてしまわないように注意しましょう。

モンステラには

  • モンステラ・ジェイドシャトルコック=葉の表面がボコボコして、切れ込みのない品種
  • モンステラ・ホワイトモンスター=斑入りの葉

など、他にも種類があります。

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このサイトは筆者も利用しています。レビュー記事はこちらです。参考にしてください。

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支柱を使ってモンステラの美しい姿を保つコツ

なぜモンステラに支柱が必要なのか?

モンステラは生長スピードが早く、茎がぐんぐん伸びていく為、倒れやすくなったり広がって形が崩れてしまうことがあります。そんな時に役立つのが支柱です。

  • 倒れるのを防ぐ
  • 形を綺麗に保てる

支柱の種類

支柱の種類使用した際のメリットデメリット
水苔付きの支柱(モスマットやココスティック)気根が絡みやすく、見た目も自然な雰囲気
プラスティックの真っ直ぐな棒シンプルで使いやすいが、気根があまり絡まない
竹や木で作られた支柱ナチュラルな見た目で、軽く扱いやすい
トレリス(はしごのような形)小さめの品種に使うとおしゃれに見える

いろんな支柱がありますが、手に入りやすいのは、プラスチックの真っ直ぐな棒のタイプですね。『気根』を絡ませたいなら水苔付きをおすすめします。

モンステラの大きさに合わせて、少し高さのある物を選びましょう。

気根とは・・

土より上の茎や幹から出ている根のようなもの。

茎や幹から出た気根は土に入っていき、大きくなった株の支えになったり、水と栄養を吸収する働きがあります。

支柱の立て方

必要なもの

  • 鉢の大きさやモンステラの大きさに合わせた支柱(例:6号鉢でプラスチックの棒タイプなら、60cmの長さを2本)
  • 支柱に結びつける資材。(園芸用のワイヤー、園芸用結束ヒモ、ビニールヒモなど)

立て方

根の位置に注意しながらぐらつかないように挿し、真っ直ぐに立てる。
倒れている茎をそっと支柱の近くに寄せる。
茎と支柱の間に少しの隙間を作ってヒモなどで固定する。
支柱を立てる際の注意点
  • 支柱に固定したヒモやワイヤーの結び目は支柱側に作りましょう。
  • 結び目の切り残しは、飛び出ないように支柱にそわせておきましょう。
  • 支柱と茎は締め過ぎないように注意が必要です。

水苔付きの支柱を使う場合は、霧吹きで湿らせると気根が自然に絡んできます。

支柱を立てると真っ直ぐ育ちやすくなり、見た目も綺麗に保つことができます。チャレンジしてみてください。

モンステラの気根はどうする?

モンステラの気根とは?

モンステラの茎から出てくるヒモのような根が『気根』です。通常の土の中の根と違う目的を持っています。

  1. 支えになる=他の木に絡み付いて伸びていく性質の植物なので、その際に気根が木や岩に張り付いて体を支えます。
  2. 水分や栄養を吸収=湿度が高い環境では、空気中の水分や苔、樹皮から養分を吸収することもあります。
  3. 酸素を取り入れる=空気の流れと繋がって、モンステラ自身の健康に役立ちます。

気根は切っていい?

基本的には、切っても問題ありません。気根が伸び過ぎて見た目が木になる場合はカットしてもOK! ただし、気根の途中で切るとまたそこから伸びてくるので、完全に落としたい時は根元からカットしましょう。

切らずに生かす』やり方もあります。支柱に巻きつけたり、水苔を巻いて湿らせておいたりすることでモンステラが健康に育つサポートになります。

モンステラの気根はちょっと不思議な存在ですが、自然の一部です。うまく生かすことで本来の魅力や個性的な姿を楽しみましょう。

モンステラの増やす3つの方法

挿し木で増やす(土へ植え替え・水挿し)

挿し木とは、茎の一部をカットして、土や水に挿して発根させ、株を増やす方法です

①土へ挿す 手順

茎をカットする→葉の付け根の節の下で切る。

葉を1〜2枚残す→葉が多すぎると水分が奪われやすいため、2枚までがおすすめ。
土に挿す→明るい日陰で管理。

②水挿しで発根 手順

茎をカットする。→葉の付け根の節の下で切る。
葉を1〜2枚残す→葉が多すぎると水分が奪われやすいため、2枚までがおすすめ。
ガラス瓶やコップなどに水を入れ、カットした茎を挿す。
水を2〜3日おきに交換しながら発芽を待つ。→水はこまめに替える。

根が出たら土に植え替える。→根が伸びて、3〜5cm酷になったら鉢に植え替えましょう。
挿し木のポイント
  • カットに使用するハサミやナイフは清潔な物を使いましょう。
  • カットした茎の切り口は水洗いして清潔な状態で行うのをおすすめします。
  • 水挿しに使う水には『発根剤』を入れるのも良いです。
  • 発根するまでの管理は、柔らかい光があり風通しの良い場所がおすすめです。
  • 挿し木に使う茎を選ぶ時は、気根の出ている茎がおすすめです。気根の出ている節の下でカットします。

水挿しで発根を待つ時は『根が目で見える安心感』と成長の過程が楽しめますね。

茎伏せで増やす

茎伏せとは、切った茎を横に寝かせて発根させる方法です。葉がない部分でも発根、発芽が期待できます。

③茎伏せ 手順

茎を数cmの長さでカットする。→節が一つ以上は含まれるように。
清潔な土の上に寝かせる。→水はけの良い土を使うと良い。湿った水苔の上に寝かせると乾燥を防ぐことができる。
湿度を保つ。→乾燥を防ぐためにラップやビニールをかけて簡易の温室状態にする。
新芽と発芽を待つ。→小さな葉が出てきたらOK!
茎ふせのポイント
  • 茎伏せの際にカットした、茎の上部はそのまま挿し木で鉢で育てても良いです。
  • 土に寝かせる前に1時間ほど、発根剤の入った水に切り口をつけておくのも良い。
  • 水苔で茎伏せをして新芽が出た時は、その後で土に植えましょう。

茎伏せは気長に楽しめる方法です。葉がなくても出来るのが魅力です。

挿し木と茎伏せどちらの方法もそれぞれに魅力がありますが、初心者さんがまず試すなら『水挿し』が安心かもしれませんね。

挿し木、茎伏せを行う際の注意点

挿し木・茎伏せの注意点
  • 水から土に移す際は、日当たりに注意が必要です。急な強い日差しは避けましょう
  • 発根した後に土に植える際は、初めは湿った土に軽く植えましょう
  • 発根しやすい時期は春〜初夏にかけてです。

モンステラの葉のトラブル5つ|原因と対処法

①葉が黄色くなる

原因

  • 水の与え過ぎ(根腐れ気味)
  • 水不足
  • 日光不足
  • 寒さによるストレス(冬の窓際など)

根腐れとは・・

土の中で根が腐ってしまう事。水で湿った状態が続くことで根が呼吸できなくなってしまいます。

対処法

  • 水やりの頻度の見直しをする。しっかり乾いてから与えるようにしましょう。
  • 直射日光は避け、日当たりの良い場所におきましょう。
  • 最低気温は10度を下回らないように注意しましょう。

②葉先や葉のふちが茶色くなる

原因

  • 直射日光による葉焼け
  • エアコンの風、乾燥
  • 水や湿度の不足

対処法

  • レースのカーテン越しの柔らかい光で育てましょう。
  • エアコンの風が直接当たらない場所に移動させましょう。
  • 定期的に葉水を行いましょう。

葉水とは・・

霧吹きやミストボトルを使って葉の表裏に水をかける事です。

葉の汚れを流したり、害虫の卵などを流すことなど予防にもなります。

③新しい葉が小さくなる、葉に切れ込みがない

原因

  • 日光不足
  • 栄養不足
  • 鉢の中で根詰まりを起こしている

根詰まりとは・・

根が鉢の中で伸び過ぎてつまってしまった状態です。

水や栄養の吸収が悪くなってしまいます。

対処法

  • 明るい場所に移動させると良いです。
  • 観葉植物用の肥料活力剤を与えましょう。
  • 鉢底から根が出てしまっているなどの症状も見られたら、今より一回り大きいサイズの鉢に植え替えを考えましょう。

肥料=観葉植物に必要な栄養素を含んでいる主食的な役割のものです。

活力剤2次栄養素と言われ、主食の栄養素をサポートするビタミン剤や栄養剤のイメージです。

④葉に黒い斑点が出る

原因

  • 高温度によるカビや細菌のあ繁殖
  • 風通しが悪い環境

対処法

  • 様子の違う葉は病気の可能性があるので、早めに取り除くようにしましょう。
  • 葉が混み合ってきた時などは特に、風通しの良い場所に置きましょう。
  • 観葉植物葉の『殺菌剤』を使うことも検討しましょう。

植物に必要な3つの条件 

初めて観葉植物を育てる方への記事も書いています。参考にしてください。

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⑤葉が丸くなる、カールしてしまう

原因

  • 根詰まり
  • 水不足
  • 移動や気温差などの環境の変化

対処法

  • 水やりのタイミングを見直てみましょう。しっかり乾いてからたっぷり与えます。
  • 根が詰まっていたら一回り大きなサイズの鉢に植え替えましょう。
  • 湿度や温度に急激な変化が起こらないように工夫してみましょう。

様々なトラブルを回避するためには、観察が一番です。

毎日植物を見て早めに変化に気づくことが大切ですね。そうすることで対応も早くできます。

モンステラの風水効果

『健康運』『金運』『恋愛運』『家族運』のUPが期待できる

丸い葉の姿からリラックス効果があり『健康運』に良いと言われたり、また丸い葉がたくさん付く植物は『金運』を高めると言われて、開店祝いに喜ばれる植物でもあります。

またモンステラは、運気を穏やかにして、良縁を引き寄せると言われる事から、『恋愛運』『家族運』に良いと言われます。

まとめ

人気のモンステラについて、よくある3つの種類とその育て方をご紹介しました。

モンステラならではの気根や魅力的な葉の事も知るほどに育ててみたくなりませんか?是非、モンステラを迎える参考にしてください。また、風水効果も期待できる植物なので、プレゼントにもぴったりです。

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長年自宅で茶華道教室をしていました。その経験を活かし『日常でお花を楽しむ』事や『花の知識』、そして休日に出掛けた『花のある景色』をご紹介しています。
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