観葉植物

ガジュマルの成長を早めるコツと育て方のポイント:大きくするメリットとデメリット

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人気のガジュマルは環境条件が揃うと年に十数cmも伸びる植物なんです。

コンパクトに育てるイメージも多いかもしれませんが、大きく育てて存在感を楽しむこともできます。

この記事では、ガジュマルの成長速度や大きく育てるコツ、気を付けたいポイントを解説します。現在育てている方、大きくしたいと考えている方も参考にしてください。

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ガジュマルの成長速度

一般的な環境での成長スピードの目安

環境年間の成長スピード
室内で一般的な育て方10〜20cm
屋外で適切な管理をして30〜50cm
鉢植えで抑制ながら5〜10cm
地植えで最適な環境50cm以上

成長スピードの速いガジュマルは、一般的な育て方でも一年で10〜20cmの成長が期待でき、地植えの環境では50cm以上というのですから2年もすれば元の大きさより1メートル以上も大きくなるんですね。

それではまず、一般的なガジュマルの育て方を見てみましょう。

一般的なガジュマルの育て方

  • 最低気温 0度まで
  • 花言葉  たくさんの幸せ、健康
  • ペット  △ かぶれる

特徴

ワイルドな幹と可愛らしい葉が特徴で、強健で育てやすい植物です。幹から気根と呼ばれる根が出てきます。

リラックス効果や金運アップの効果があると言われる事もあり人気の観葉植物です。

育て方

窓辺の日当たりの良い環境で育てましょう。耐陰性がある植物ですが暗すぎると葉が落ちてしまう事もあるので、最初は光のある場所で育て少しずつ部屋の中心に移動させると暗めの環境でも育ちます。

水やりは春夏は土が乾いてから鉢底から溢れるぐらいにたっぷりと与え、秋冬は乾いてから2〜3日後に与えると良いと言われています。

肥料は5〜10月の生育期に固形肥料は2ヶ月に1回、液体肥料は2週間に1回程度与えます。

*詳しく書いている記事もあるのでガジュマルについてもう少し知りたいという方は読んでみてください。

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ガジュマルを大きく育てるコツ

置き場所

一般的なガジュマルと同様に、明るい場所で育てます。

購入後は特に明るい場所で、環境に慣れながら手元に届くまでの疲れをとってあげると成長が安定していきます。

耐陰性がある植物とも言われますが、理想はやはり明るい場所である方が根もしっかり育ち、大きな幹にも育ちやすくなると思います。

成長をゆっくりにしたい場合は、日光の当たる時間を少なくすることですが、同時に植物自体弱くなってしまわないように注意が必要です。

水やり

春夏は土の表面が乾いたら鉢底から水が出てくるぐらいたっぷり与えましょう。そして寒い時期の秋冬は乾いてから2〜3日後にたっぷりと与えます。

しっかりと乾いてから、たっぷり与えるのがポイントです。土が乾く前に水を与えてしまうと枯れる原因のもなるので注意しましょう。

また、水やりの後は鉢底から出てきた水を溜めないようにしましょう

水やり後は、鉢カバーの場合は鉢を戻した後でカバーの底に溜まらないように、受け皿のある場合は受け皿の中に溜まらないように注意しましょう。根腐れの原因になり、成長が遅れてしまいます。

根腐れとは・・

根が土の中で腐ってしまう事で、根が水分を含んでいる状態が長く続いて根の呼吸ができなくなることで色が変わり朽ちてしまいます。

水やりのタイミングと量は植物を育てる上で大切にしたい手入れの一つです。

水不足が続くと成長が止まってしまいます。水やりを控えめにすることは成長を遅らせることになります。

剪定

春から秋の成長期には葉や枝がたくさんになってきます。間引くように剪定します

混み合ったままにすると新芽が出にくくなってしまいます。

アウトラインをイメージしながら間引くように枝葉を切っていくと良いですね。

植物が元気に育つ為の剪定なので、切り過ぎると大きくなるのに時間が掛かってしまいます。コンパクトに育てたい場合は伸びないように剪定します。

剪定は、植物にとって大切な風を取り入れる為の手入れでもあります。

植物に必要な三つの条件
  • 光・・太陽の光と空気中の二酸化炭素を使って光合成をする
  • 水・・植物の維持と生長に欠かせない
  • 風・・光合成に必要な酸素と二酸化炭素を取り入れ蒸散を効率良くする

蒸散とは・・

植物が体の中の余分な水分を排出する働きです。これにより葉の温度が上がりすぎないようにすることや根からの栄養を吸い上げる植物の生命維持に欠かせない機能です。

肥料

ガジュマルは肥料をを与えなくても枯れてしまうことはありませんが、より強くしたい場合は春〜秋に緩効性肥料を与えると、成長が促進されます。

*液体肥料・・

希釈してしたり、アンプルタイプのものはそのままで使用します。

即効性あり。効き目は短い

*固形肥料(緩効性肥料

丸や楕円の語りをして土の上に乗せたり鉢中の土に混ぜたりして使います。

効果が出るまで少し時間がかかる。効き目は長い

肥料を与えないと大きさがコンパクトになります。

植え替え

春〜初夏5〜9月ごろに行いましょう。成長が早い為、土の上で見えているガジュマルと同様に土の中の根も大きくなっていき根詰まりを起こす可能性もある為、成長具合を確認しながら剪定を行いましょう。

根詰まりとは・・

根が植木鉢の中で伸びすぎて詰まった状態で、鉢底から根が出てきてしまっていることもある。この状態では、水や栄養の吸収が悪くなってしまいます。

植木鉢を大きめの鉢に植えると、根が広がりやすくなり、成長が早くなりますが、一度に大きな鉢に変えるのはやめましょう。

植物に対して土の量が多すぎると鉢中の水分が乾きにくくなり根を痛めてしまいます。元気に大きくしていく場合は、鉢のサイズは少しずつ大きくしていきましょう。

同じサイズの鉢への植え替えは植物の成長を抑えます。

鉢サイズと樹高の大きさをまとめました。参考にしてください。1サイズで直径が3cmずつ変わります。

鉢の号数直径鉢底から樹高の目安
3号9cm〜70cm
4号12cm〜70cm
5号15cm〜80cm
6号18cm〜80cm
7号21cm80〜110cm
8号24cm80〜110cm
9号27cm110〜140cm
10号30cm110〜140cm

大きく育てたい理由

ガジュマルは苔玉やテラリュームなど小さく育てるの観葉植物として人気がある一方で、育てるうちに大きくしたくなる人も多いようです。

大きくしたい理由として考えられるのは・・・

大きくしたい理由として考えられるのは・・・

🌿 1. 迫力のある観葉植物にしたい
 → 大きくなると 存在感が増して、インテリアの主役 になる。

🌿 2. 幹を太くして、気根を伸ばしたい
 → 魅力は幹と気根! 太い幹や垂れ下がる気根を楽しみたい人は、大きく育てたくなる。

🌿 3. 幸運の木としてのパワーを強く感じたい
 → 風水では「生命力が強い木ほどエネルギーがある」と言われることもあるので、運気アップを期待して

🌿 4. 長く育てて、思い出の植物にしたい
 → 何年も育てて成長を見守っていると、愛着が湧く。「この家に来た時は小さかったのに…!」という成長を楽しむ人も。

🌿 5. 屋外でシンボルツリーにしたい
 → 暖かい地域(沖縄・九州など)では、庭に植えてシンボルツリーにする人もいます。

大きく育てることはガジュマルの魅力を最大限に引き出すこと になっているようで、大きくしたい人がいるのも納得ですね。

では、実際に育てていく上でのメリット、デメリットを考えてみましょう。

大きく育てるメリットとデメリット

メリット

  • 大きく育っていく過程、手入れを楽しむことができる。
  • 部屋の中での存在感が増して、シンボルツリーとなっていく。
  • 大きいことで、風水効果がより期待できそう。

ガジュマルの風水効果についてまとめた記事があります。興味のある人は、参考にしてください。

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デメリット

  • 大きく育てるスペースが必要になる。
  • 大きくなるに従って植え替え作業が大変になる。
  • 水やりの際の移動が大変。

鉢カバーを使用の場合は水やり後に鉢底に排水された水が溜まったままにならないように注意しましょう。

鉢カバーからの出し入れが大変と思う方は、穴あきの鉢にして受け皿との間に丈夫なラックなどを入れてみるのも一つの方法です。排水の確認ができて鉢の移動(出し入れ)も必要ありませんね。

実際に大きく育ったガジュマル

販売されているガジュマルは10〜17cmほどの小さいサイズ(テーブルサイズ)のものから、140〜240cm(鉢サイズ10〜12号)のものがあり屋内でも 2m以上 になることがあります。

  • 暖かい地域で自生するガジュマルは10m以上 の巨木になることもあります。

まとめ

ガジュマルを大きく育てるには、基本の育て方にプラスする手入れが必要でした。

日当たりや水やり、剪定や肥料について各箇所で『!』マークで書いていることはコンパクトに育てるポイントであり、大きく育てるための注意点でもあります。

大きく育っていくガジュマルを育てながら樹形や気根を楽しんでください。

いろんなサイズのガジュマルが見られるのはこちら


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長年自宅で茶華道教室をしていました。その経験を活かし『日常でお花を楽しむ』事や『花の知識』、そして休日に出掛けた『花のある景色』をご紹介しています。
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