お正月花の種類一覧と由来を解説/初心者さんでも失敗しない飾り方実例と注意点まとめ
年末が近づくと、花屋やスーパーの店頭には松や葉牡丹、千両など「お正月花」が並び始めます。
でも実際には、それぞれどんな意味があるの?どんな組み合わせで飾ると良いの? と迷う方も多いはず。
この記事では、次の事を解説します。
・年末に出回る定番の花材とその由来
・実際に5種類を使った「お正月花」の生け方
・花材ごとの扱い方と注意点
・IKEA鉢を使った飾り方の実例
今年の締めくくりに、縁起の良い花を飾って新年を迎えてみませんか?
年末にお店に並ぶお正月花と意味
- 松
- 葉牡丹(ハボタン)
- 千両(センリョウ)
- 南天(ナンテン)
- キク
- ラン
①松|神様を迎える依代(よりしろ)
種類・・・若松、大王松、老松、アレンジ松など
理由・・・松は正月に神様が降りる依代(神霊が寄り着く物)となる神聖な木とされている。
②葉牡丹(ハボタン)|祝福や利益を象徴する縁起の花
種類・・・赤(緑と紫のグラデーション)、白(緑から白、中心がピンク)の色と大きさがミニタイプの物など
理由・・・『祝福』『利益』という縁起の良い花言葉を持っている。
③千両(センリョウ)|実りと富を呼ぶ赤い実
種類・・・実の色が赤色、黄色大きさがミニタイプの物など
理由・・・富貴を招き、実りを呼ぶ実とされています。(黄色い実の物は金運アップとも言われています。)
④南天(ナンテン)|「難を転じる」厄除けのシンボル
種類・・・昔からの標準サイズとミニタイプの物など
理由・・・『難を転じる』に通じる名前から、厄除け、魔除けとして古くから庭木に利用されています。
⑤キク|不老長寿と繁栄を願う正月の万能花
種類・・・古典的な単色の一輪花やデコラ咲き、ポンポン咲き、スパイダー咲きがあり、アレンジにはマムと言われる洋菊の種類も多い
理由・・・『不老長寿』『繁栄』の象徴とされてきました。
○ラン|華やかで格調高い存在感
種類・・・シンピジューム、デンファレ、モカラ、オンシジュームなど
理由・・・華やかさを添える格調高い花とされている
5種類を使った正月アレンジ(実例紹介)

- アレンジ松 →一番長く生けた針葉樹
- キク →花びらの内側が赤いオレンジ色の花
- 葉牡丹(ハボタン)ミニタイプ →キクとアレンジ松の間にある紫色の花
- 千両(センリョウ)ミニタイプ →赤い実を付けた枝
- スプレーマム(キク) →白色の小花
生ける順番
順番
アレンジ松→キク→葉牡丹→千両→スプレーマム
生ける位置
位置
アレンジ松・・剣山の中心より後ろに挿す
キク・・・・・アレンジ松の前に長さを変えて2本挿す
葉牡丹・・・・キクとアレンジ松の間に挿す
千両・・・・・器の淵に添うように挿す
ピンポンマム・キクと千両の空いているところを埋めるように挿す
全体をまとめる=奥行きを出すためにキクの後ろに千両を生ける

今回は、剣山を使って建てていますが、吸水フォームを使っても同じようにたてていく事ができます。
花材別の扱いと注意点
アレンジ松
・松を扱う際は『マツヤニ』が手に付くので手袋の使用をおすすめします。
・枝が広がっているものは持ち帰る過程で枝を折らないように注意しましょう。また、一緒に購入した他の花を枝で傷つけない様に注意することも忘れずに。
キク
・一輪咲きの物は特に持ち帰る際、包装紙などで花びらの形が崩れないように注意しましょう。
・花を選ぶ時は茎が太く葉に張りがある物を選ぶと良いです。
葉牡丹(ハボタン)ミニタイプ
・茎がとても硬いので、剣山を使用する際は、手を傷つけない様に注意が必要です。挿しにくい場合は、茎にハサミで縦に切り込みを入れると生け安くなります。
花びらの様になっている葉は周りの花とのバランスを考えて外側の葉から外していくと良いと思います。
千両(センリョウ)ミニタイプ
・赤い実は、取れやすいので扱いは慎重にしましょう。
・実の下にある葉が四方に広がっているので、一緒に飾る周りの花を隠してしまったり、出過ぎる葉は整理するとすっきりします。
スプレーマム
・枝分かれしているものを最初に一本ずつ元の茎から全部外してしまわないように注意しましょう。なぜなら、丈の短いものばかりになってしまうからです。一番長い中心の花の長さに注意しながら下から一本ずつ外す事をおすすめします。
年末に店頭でよく見かける花材を使う理由と、その中の5種類を使った『お正月花』の生け方でした。
他にも生花を使ったお正月アレンジを解説した記事もあるので、参考にしてください。

使用した花器・陶器の紹介
今回はKEAの鉢カバーに剣山を入れてお花を生けました。
価格:1670円 |
IKEAにはおしゃれなものがたくさんあり、鉢カバーは底に穴が空いていないので、花器としての使用も可能です。
他にも同じ鉢カバーを使ってクリスマスアレンジを作った記事があります。よかったら見てください。

まとめ
お正月花としてよく使われる花材には、「神様を迎える」「福を招く」「難を転じる」など、それぞれ素敵な意味が込められています。意味を知って選ぶと、同じ花でもぐっと特別に感じられますね。
今回紹介した生け方は、花器と剣山(吸水フォーム)があれば簡単に挑戦できるので、
ぜひ気軽に試してみてくださいね。
花を一輪飾るだけでも空気が変わり、新しい一年を迎える準備が始まります。
良い年になりますように。
