竜胆(リンドウ)を涼しげなあしらいで飾る。夏の花の楽しみ方
リンドウは『秋の花』とも言われますが、今回はその色合いからも夏にぴったりの種類のリンドウを使ってお花を飾りました。
花を使って夏の暑さを柔れげ、涼しさを演出するお話です。
まずは、涼しく感じる感覚的なことは?
涼しさを感じるもの
色
青い色は、体感温度を下げます。爽やかさや冷たさを印象づける青系の寒色は体感温度を3℃下げるという説があるようです。
香り
ペパーミントの香りは涼しさを感じさせます。嗅覚、香りも体感温度に作用するようですね。
音
風鈴の音は涼しさを感じる音といえます。湿度が高い日本では気温の変化がなくても風邪が吹くことにより体感温度が下がるため『涼しい』と感じることができます。
その中で今回は、花の色からの涼しさの演出とプラス涼しさを演出する花入も使った花飾りです。
涼しげなあしらいで飾る
花材
- 竜胆(リンドウ)
- スターチス
リンドウ
5月から11月まで長く出回るリンドウですが、夏には特に多く使っているように思います。最近は濃い色だけではなく柔らかい色合いの花も多くなり『涼しさ』の演出の一つにもなります。
縦に花が付く竜胆を今回は、花付きの部分で切り分け短くして生けました。
スターチス
一緒に生けたスターチスは年中出回るお花で、ドライフラワーでもよく見かけます。ドライに適しているので少しの水でも花を綺麗に保ってくれ、花瓶の中の水が早くなくなる暑い季節には重宝します。今回は白色のスターチスにしました。
リンドウとスターチスをあらかじめ小さな花束のようにして輪ゴムでまとめて入れました。
花器
- 蓋付き籠(菓子器)
- ガラスの水盤
暑い時期は、水で涼しさを感じられるガラスの花器を使う事も多くなります。
ただ、花材の量が少なかったり、花留めの箇所を隠したい時などはガラスの水盤をそれより大きなものに入れてしまうのもありです。今回はサイズの丁度いい籠があったのでそこにガラスの水盤を入れました。
飾る時のポイント
- 花器との調和
- 飾る場所
花器との調和
選んだ花器に高さのないので、花を短く切って生けることにしました。竜胆は花付に間隔があるので一本をいくつかの花付きごとに分ける事が出来ます。
飾る場所(目線)
玄関の『靴箱の上のスペース』か『リビングの棚の上』のどちらにするか考えました。スペースの大きさに加えて花を飾ったときの目線も考慮します。下から見上げる場所に置くのか、目線と同じ場所なのか、上ら見下ろす場所かで花の傾きが決まります。
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まとめ
今回は、『涼しさを演出する』色の花を選び
水面が見える平面的なガラス花器にして、花の長さは短く
花は束ねて全体を見下ろせる玄関の靴箱の上に飾る事にしました。
身近なもので涼しさを演出して、暑い夏を乗り切りましょう。